【怪談祭り2022】プレイバック編～見えない誰か～(8月25日)[No.091]

息子が小学生だった頃、ちょうど今頃の季節の出来事です。

当時やっていた通信教育の付録に、月の観察が出来る小さな望遠鏡が付いてきました。

夏休みということもあり、晩ご飯を食べた後に、息子と二人で望遠鏡を持って近所の公園で月の観察をする事にしました。

望遠鏡は三脚付きでしたが、とても小さいので少し高い台などに置かないと下から覗けないので、初めは滑り台に乗せてみましたが、上手く見ることが出来ませんでした。

次にブランコで試そうと近づくと、なぜか二つあるブランコの一つだけが、まるで人が漕いでいるかのように一定に揺れています。

「なんでだろう？誰もいないのに…風かな？」と思い、その時は何も考えずに揺れを止めてしまいましたが、家に帰りよくよく考えるとあり得ない事なのでゾッとしました。

でも楽しそうにしている私達と一緒に遊びたかった"見えない誰か"がそこにいたのかなぁ⁈と今では思っています。

ちなみに、それより前に旦那もブランコが一つだけ揺れてるのを見ています。