【命の旅立ち】家族を想う気持ち~「父への感謝をずっと持ち続けていきたいと思っています」~(9月26日)
2021/09/27
家族を想う気持ち
投稿者:あさとさん
投稿日:9月14日(火)
レオさん、この度はお悔やみ申し上げます。みなさまの体験やレオさんのコメントを拝見して励まされ、亡父のことをお話しさせていただきたいと思います。
九州に一人で暮らす父を、孤独死という最悪の形で逝かせてしまいました。看取りはおろか、対面はお骨になってからで、ただただ父に申し訳なく、お骨を抱いては泣きながら詫びる日々を過ごしていました。
時折、「何を謝ることがあるか。何も謝らんでいい!」という父の声が聞こえるように感じましたが、許してもらいたいがための都合のいい空耳だと思っていました。
死後2週間ほど経った夜、夢をみました。
そこは外でもなく室内でもない、不思議な雰囲気の空間で、真っ暗でした。
それでも足元は月明かりに照らされているようにはっきり見えていて、私は神社の境内の参道に似た砂利道を歩き、小川にかかる朱塗りの橋を渡りました。橋の上からはきれいな水の流れが見えました。
その先に人が立っていて、顔は見えないけれど確かに父だとわかりました。父の前には、朱塗りに金や青や緑で彩色された豪奢な神殿があり、父はそこに向かって手を合わせ、「お父さんがお前たちのことを、ちゃーんと祈っとっちゃる」と言い、その背中を見守るうちに目が覚めました。
あんな最期でありながら、父が残された家族を思ってくれていることを感じて、父の死後、初めて「ごめんね」だけでなく、「ありがとうね」と思えた瞬間でした。
あれから二年半が経ちますが、後悔は生涯背負っていきながら、生前には伝えられなかった父への感謝をずっと持ち続けていきたいと思っています。
レオさんのコメントにあったように、いつか再会できる時まで、私は私の人生を悔いなく笑顔で過ごせるようにと。
レオさんもどうかご無理はなさらず、ゆっくりと穏やかにお過ごしになれますよう祈っています。
温かいお気遣い、ありがとうございます。みなさんの体験談が、あさとさんの励みになっているということで、【命の旅立ち】特集をやって本当に良かったです。
孤独死という形でお父様が旅立たれたということですが、きちんと供養をし、今も想いを馳せてくれるあさとさんがいらっしゃるので、「何を謝ることがあるか。何も謝らんでいい!」という声は本当にお父様が伝えたいことなのだと思います。
そして、夢の中に出てきたお父様がご家族のことをお祈りしてくださっているということで、本当に家族思いの素敵なお父様ですネっ!!
そして、ちゃんとあさとさんの感謝の気持ちをお父様は受け取っていらっしゃると思いますので、いつかお父様と再会出来る日まで幸せな人生を歩んで、ちゃんとご報告をしてあげてくださいネっ!!
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