【命の旅立ち】全てを受け入れて後始末をしていったお姉さん~「私の交通手段まで気にしてくれたのかな」~(9月19日)
2021/09/20
全てを受け入れて後始末をしていったお姉さん
投稿者:chicoさん
投稿日:9月11日(土)
レオさん、はじめまして。いつも興味深く拝見しております。そして、大切な方とのお別れがあったとのこと、お悔やみ申し上げます。
さて、昨年のほんとに小さな体験なのですが、お話したいと思います。
昨年の夏、親戚のお姉さんが末期癌の発覚からあっという間に亡くなったしまいました。コロナ禍でお見舞いすらままならず、久しぶりの対面が火葬の日でした。
直接火葬場へ出向く予定で新幹線を降りた足で向かったのですが、途中母から「セレモニーホールに来てくれないと顔見れないから、早く来て」と電話が。
ですが、電話をもらった場所は車も通らないような細い路地。車を拾える道路に出るまで時間がかかりそうでした。
「どうしよう…」と慌てて歩いてきた道を振り返ると、突然狭い路地から空車のタクシーが向かってきたのです。
おかげでお姉さんの安らかな顔に対面することができました。でも、「来るのが遅いのよ!」って怒られてるような気持ちにもなっていました(笑。
世話好きなお姉さんだったので、私の交通手段まで気にしてくれたのかなと、都合よく解釈したりしています。
病気が発覚してから、全てを受け入れて後始末をしていったお姉さんの強さを、私はとても尊敬しています。これからも、わたしの心に生きています。ひとの繋がりって、そういうことなのかなと考えたりしています。
これから先、大切な人とのお別れが幾度となく待っているかと思うととてもこわい気持ちになりますが、出逢えたことの喜びの方が大きいんだという気持ちを持っていたいと思っています。
きっと、chicoさんが親戚のお姉さんと会いたかったから、親戚のお姉さんがchicoさんと会いたかったから、お二人の気持ち強かったから起きたラッキーな出来事だったのだと思います。
お姉さんはそう長くないことをしっかりと受け止めて、片付けをしてから旅立たれたということで、心が強くとても立派な方だったのだろうと思います。そして、尊敬出来る人に出会えたchicoさんも幸せだと思います。
出会いの数だけ別れはありますが、それは永遠の別れではなく、少しの間この世界では会えないだけで、あの世に行った時に強いつながりがある人とはちゃんと再会出来るようになっているのだと思います。
とはいえ、やはり大切な人と話が出来なくなったりするのは寂しいものです。
みなさんの体験談によると、悲しさや寂しさは時間が解決してくれるケースが多いようなので、一日一日をしっかりと生きて、悲しさ寂しさに飲み込まれてしまわないように心がけていくことが大事なのかな~と思っています。
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