[神事]2019年に何が起こるのか!?全国の粥占い結果まとめ~過去の的中&昨年の検証も紹介~(2月6日追加更新)
2019/02/06
脅威の的中率を誇る神事「粥占い(かゆうらない)」が今年も各地で行われています。※まだこれから行われる粥占いもあるので、そちらの占い結果については情報が入り次第更新します。
「粥占い」とは、日本各地の神社で行われている吉凶を占う神事のことで、煮え上がった粥の中に棒を入れかき回して棒についた米粒の数で占ったり、粥を数日間~1ヵ月ほど放置してカビの生え具合で1年間の世相を占います。
では早速、今年2019年の占い結果を見てみましょうっ!昨年の占いの検証も一緒にご紹介します。
目次
長野県の諏訪大社(2月6日追加更新) NEW!
諏訪大社(すわたいしゃ)は長野県の諏訪湖にあります。ここは全国各地にある諏訪神社総本社でもあります。
この神社での粥占いは、米と小豆と葦(あし)の筒を釜に入れて一晩粥を炊いて筒を割り、中の粥の状態で豊凶を占います。
過去の的中例をみてみると、諏訪大社で2011年1月に行われた占いの結果は「最凶」。当時、これは過去20年でもっとも最悪な占い結果ということでした。
それから約2ヵ月後に……あの東日本大震災が起こっています。
そして、今年1月15日に行われた粥占いでは「3分5厘」という結果となり、これは三行半を意味する「凶相」とも言われており、先に紹介した2011年と同じ占い結果となっています。
昨年(2018年)の粥占いも今年と同じく「3分5厘」という結果でした。
昨年は西日本で記録的な豪雨となり各地で被害が発生。6月には大阪北部地震(M6.1 震度6弱)、9月に北海道大地震(M6.7 震度7)が発生しており、占いが的中したと言えます。
諏訪大社の粥占いは過去の的中例を見ても分かるように非常に精度が高いので、今年も災害に要注意の年となりそうです。
御神渡り(おみわたり)の占い結果(2月6日) NEW!
諏訪大社では粥占いのほかにも「御神渡り(おみわたり)」という神事が行われています。御神渡りとは、諏訪湖が凍って表面に亀裂が入るか入らないかで吉凶を占うものです。
昨年は諏訪湖が凍りつき、見事なまでに亀裂が入っていました。
亀裂が入る=「吉」となるので、昨年は「粥占いは凶相だけど、御神渡りは吉」となっており、プラスマイナスゼロのような占い結果でした。
そして、今年の御神渡りは…
御神渡りは…
渡りは…
…
残念ながら亀裂が発生しない「明けの海」となってしまいました。
つまり占い結果は「凶」です。
今年、諏訪湖周辺では最高気温が氷点下の真冬日や、湖面凍結の条件であるマイナス10度以下の日がなかったとのことです。
先にお伝えしているように、今年の諏訪大社の粥占いは「3分5厘」という結果で、これは三行半を意味する「凶相」です。
まとめると「粥占い、御神渡り共に凶相」ということになります。
これは、東日本大震災が発生した2011年と全く同じ占い結果となっています。
今年の占いは外れることを願うばかりですが、ただ願うだけでなく、もし今年再び震災レベルの地震や災害が起きても、可能な限り減災にすべく、日頃から防災意識を高めて、災害への備えを万全な状態にしておくことが大切だと思います。
[2月6日の更新はここまで ですっ!]
岐阜県の伊太祁曽神社
伊太祁曽(いたきそ)神社は岐阜県の高山市にあります。
この神社では「管粥(くだがい)神事」という麻の茎に詰まった粥の量で1年を占う神事が約600年間にも渡って行われています。
2015年には天災についての占いで「台風に注意」という結果が出ており、同年には台風18号による大雨によって、鬼怒川の堤防が決壊して大きな被害が発生しました。
昨年(2018年)の管粥神事では「地震は少ないが雨や台風が心配」という結果が出ており、西日本を襲った記録的豪雨は的中していますが、6月の大阪北部地震(M6.1 震度6弱)、9月の北海道大地震(M6.7 震度7)が起きてしまったので、半分的中したといった感じでしょうか。
そして、今年1月14日に行われた管粥神事では「景気は例年並み」「地震と台風は少ない年」という占い結果になりました。
プロ野球についての占いでは「セ・リーグは巨人が優勝」「パ・リーグはソフトバンクが優勝」という結果になっています。
滋賀県の八幡神社
八幡(はちまん)神社は滋賀県の蒲生郡竜王町にあります。
この神社では、早生(わせ)・中生(なかて)・晩生(おくて)の印を付けた竹筒3本とお米を一緒に炊いて、お米の詰まり具合で豊作を占います。
今年1月14日に行われた粥占いでは、中生(なかて)筒にお米が最も詰まっており、他の筒にもお米が詰まっていたので「豊作の年」になるという占い結果となっています。
また、鍋の底におこげができなかったので「日照りの兆候は出ていない」とのことです。
昨年(2018年)の占いでは、3本全ての竹筒にお米が詰まっていて「3本ともたくさんというのは珍しい。良い年になりそう」とのことでしたが、豪雨や猛暑の影響で不作となってしまった農作物が多数あり、野菜の価格が高騰してしまいました。
長野県の箕輪南宮神社
箕輪南宮(みのわなんぐう)神社は長野県箕輪町にあります。
この神社では、1年の世相や農作物の作況を占う「御筒粥神事」が行われています。釜でヨシの筒粥を炊いて、お米の入り具合で吉凶を占います。
昨年(2018年)は世相について「十分満点中、六分九厘。極上が少なかったが、上々や上が多数あり、あまり悲観するほどではない。いろいろなことを前向きに捉え、進んでいく姿勢が大切」という占い結果でした。
そして今年の占い結果は、「七分一厘」となり昨年よりも二厘上回りました。
宮司は「昨年(2018年)がいまひとつよろしくなかった分、今年は少し盛り返した。新しい元号にもなる年でもあり、良さが期待できそう」と占い結果について見立てました。
佐賀県の海童神社
海童(かいどう)神社は佐賀県佐賀市にあります。
海童神社では毎年2月15日にお粥を炊いて、一ヶ月後の3月15日に「お粥開き」という儀式を行い、お粥に生えたカビの色や大きさで1年間の吉凶を占います。
昨年(2018年)の粥占いでは、火の災いやはやり病が多い「大凶の年」となっていました。
また、雨が少ない年になるという占い結果も出ていましたが、反対に西日本豪雨などで雨量の多い年となりました。
火の災いについては、新燃岳の噴火や硫黄山が250年ぶりに噴火、海外ではハワイのキラウエア火山が噴火したりと占いが的中したと言える年でした。
※今年の占い結果が入り次第更新しますっ!
佐賀県の千栗八幡宮
千栗(ちりく)八幡宮は、海童神社と同じく九州の佐賀県にあります。
この神社では、毎年2月26日にお粥を炊いて神器に盛って、カビの生え具合から1年間の天候や地震や台風などを占う「お粥試し」という神事が行われています。
2016年、この神社の粥占いで「地震が起きる」という結果が出た一ヶ月に熊本地震が発生。
的中はこれだけはなく、2005年の粥占いで「地震に注意が必要」という結果が出ましたが、その年の3月20日に福岡県西方沖地震(M7.0 最大震度6弱)が発生しています。
昨年(2018年)の「お粥試し」の結果は、10段階中の「八分」となり良い年になるとのことでしたが、「夏は猛暑になる」という結果でした。
そして占い結果通りに2018年は記録的な猛暑となり、1946年の統計開始以降で最も気温の高い夏となりました。
※今年の占い結果が入り次第更新しますっ!
福岡県の大学稲荷神社
大学稲荷(だいがくいなり)神社は福岡県の久留米市にあります。
この神社では、毎年1月16日に粥を本殿に奉納し、約一ヶ月後にカビの色や位置、乾燥具合から1年間の世相を占っています。
昨年(2018年)の占い結果は、凶を示す黒カビが出て「台風や自然災害に注意」という占い結果となっていました。
そして昨年は、台風7号をきっかけに発生した西日本豪雨や大阪北部地震、北海道大地震も発生しているので、占いは的中していると言えそうです。
※今年の占い結果が入り次第更新しますっ!
山梨県の小室浅間神社
小室浅間(おむろせんげん)神社は山梨県富士吉田市にあります。
この神社では、 1年間の天候、五穀豊穣、富士参詣者の多寡(たか)を占っています。
昨年(2018年)の占いは「農作物はやや不作」という結果でした。
昨年は猛暑や豪雨の影響で不作となった農作物もあったので、占いが的中したと言えそうです。
※今年の占い結果が入り次第更新しますっ!
神奈川県の平塚八幡宮
平塚八幡宮(ひらつかはちまんぐう)は神奈川県の平塚市浅間町にあります。
この神社では、毎年1月15日に1年の景気や作柄を占う筒粥神事が行われています。
昨年(2018年)の占い結果は「おおむね良好な結果と言える。今年は後半からさらに良くなってくる」とのことでした。
※今年の占い結果が入り次第更新しますっ!
神奈川県の師岡熊野神社
師岡熊野(もろおかくまの)神社は神奈川県の横浜市にあります。
こちらの神社でも管粥神事が行われていて、大麦、小麦、大豆、あずき等23種類の農作物を用いて1年間の吉凶を占います。
昨年(2018年)の占い結果は「景気は十分(吉)」となっていました。
※今年の占い結果が入り次第更新しますっ!
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