【怪談祭り2026】みなさんからの投稿~憑依~「私は地縛霊に約18年間憑依されたことがあります」~(8月10日)[No.002]
憑依

投稿者:海さん
投稿日:7月26日(日)
私は地縛霊に約18年間憑依されたことがあります。
憑依されている間、毎日強い希死観念に囚われていたのですが、その話をしていないのに、ある時、霊能者のOさんから「厄落としで秋田に行った方がいい」と言われ、ちょうどその頃、秋田に行く用事ができたという友人Wと一緒に出掛けることにしました。
ところが当日、私が寝坊して、新幹線に乗り遅れてしまいました。私1人の旅ならこの時点で行く気をなくしてキャンセルしたと思いますが、Wがいたので後発の便で必死に追いかけました。
Wは用事を済ませるため、旅の初めは別行動と予め決まっており、合流するまでの暇つぶしに美術館に入り、絵を見ていました。
ここから怪現象が秋田にいる間、ずーっと付きまとうことになるとは思いませんでした。
絵を見ている間は全フロアでラップ音が付いてくるし、旅館に入れば泊まる部屋の入口で猛烈なタバコ臭が2回漂い(Wには匂わなかったそうです)、布団に入れば木材が焼け焦げる匂いがして(これも私だけ)、ろくに眠れませんでした。
青森の白神山地に足を延ばして観光した時だけ何事もなく平和でした。
そこから秋田に戻りビジネスホテルに泊まったのですが、翌朝Wが飲み物を買いに部屋を出た直後、隣の部屋から壁をドーン!と豪快に叩く音が聞こえました。
体当たりでもしたのかという音量でしたが、そこでふと気づいたのです。
私が予約した部屋は角部屋で、隣の部屋などないということに。
そしてチェックアウト後、宿近くにあった神社を参拝したのですが、賽銭泥棒に放火されたそうで、お社が焼け焦げていました。
寝ていた時に嗅いだ匂いはこれだったのかと思い、修復費用の寄付を募っていたので、わずかですが寄進し、大変感謝されました。
帰宅してからOさんに会い「秋田で散々な目にあったんですけど、本当に厄落としできたんでしょうか?」と尋ねると、Oさんは種明かしをしてくれました。
「あなたに憑依している人がいた。特攻隊の隊長をしていた人で、自責の念で成仏できない。長い年月憑依されたせいで深くあなたに入り込みすぎていて、無理にはがすとダメージが出るから、その人を故郷に連れていくのが目的だった。タバコはその人が寛いで吸っている姿が見える」
話を聞いた時点で希死観念は消えておらず、半信半疑でしたが、半年が過ぎた頃、唐突に、ふっと消えました。
放火された神社(現在は修復されています)の御朱印をつい先日、友人の息子さんからたまたまお土産に頂いたのですが、八幡神社だったので、恐らくその人が戦勝祈願に立ち寄った場所だったのだろうと思います。
[この怪談は…ここまで……です…]

