【保存版】地震雲の見分け方~名前と種類と特徴~
2021/10/12
あなたは最近、空を見上げていますか?
子供頃はよく空を見上げては、面白い形の雲を探したりしましたよネ~
大人になると日々の生活に追われ、雨が降り出しそうな時くらいしか空を見なくなった人も多いんじゃないでしょうか?
しかし、この記事を読んだあなたは今日から毎日、何度か空を見上げることになるでしょう。
目次
大地震の前兆
不思議探偵社.では、様々なページで「※宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」を取り上げていますが、このページでは、その最たる前兆現象でもある「地震雲」についてもっと詳しくご紹介したいと思います。
地震雲が発生するメカニズムについてはいくつか説がありますが、地殻に変動が起きて地殻同士が押し合ったり摩擦を起こした際に、電磁波が発生して上空まで届き、雲の形成に影響を与えるからという説が有力です。
※宏観異常現象とは、地震の前兆として現れる生物的、地質的、物理的異常現象のこと。地震雲や発光などの気象現象、動物の異常行動、植物の異変、テレビにノイズが入るといった電子機器異常、電波障害など。
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
これを圧電効果(あつでんこうか)といいます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるというのが最も有力な説です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
わりばしにゆっくりと力を加えていって折る時のことを想像すると分かりやすいのですが、力を加え始めるとミシミシっという音の後にバキっ!とわりばしは折れます。
バキっ!と折れる時が巨大地震が発生する時で、ミシミシと音がする時が小~中規模地震の起きるとき時、音もしないし見た目も変わらないけど実際はわりばしの繊維が破壊されている時が、地殻の内部で異常が発生している時と同じ状態だといえます。
異常が続くようであれば地震が迫ってきている可能性は充分に考えられるので、警戒すべき合図ととらえて防災意識を高め、来るべき地震に備えることが大切なのです。
「非常持出袋の備え」「非常食や水の備蓄」「タンスなど家具の固定」「避難経路の確認」は必須の備えなので、地震が起こる前に必ずやっておきましょう。
断層形(だんそうがた)地震雲
形
一面広がっている雲のエリアと青空とがはっきりと分かれていて、空が分割されているように見えます。まるで空に青い海と白い浜辺があるように見えることもあります。
特徴
雲が出現してから3日ほどして地震が起きることが多く、大きな地震になる場合があるので注意が必要です。
地震雲ではない場合
低気圧が発達して上昇気流が生じてできる大規模な雨雲と似ているので、よく見間違うことの多い地震雲です。
巨大地震の実例
2005年1月18日・・・釧路沖地震(M6.4)
2016年10月21日・・・鳥取地震(M6.6)
帯状形(おびじょうがた)地震雲
形
長い帯のような雲。
特徴
雲が濃くて幅が広い場合は大きな地震になることが多く、帯の長さが長くなるほど地震の発生が近くなります。
地震雲ではない場合
いわゆる飛行機雲と似ています。時間が経つと消えてなくなる場合は飛行機雲と考えて良いでしょう。
巨大地震の実例
2004年12月26日・・・スマトラ島沖地震(M9.3)
2016年4月14日・・・熊本地震(M6.5)
波紋形(はもんがた)地震雲
形
水面にできる波紋のような雲。
特徴
波紋の濃淡が濃いほど大きな地震になることが多く、波紋の中心方向が震源地を示しています。
巨大地震の実例
2004年10月23日・・・新潟中越地震(M6.8)
放射状形(ほうしゃじょうがた)地震雲
形
あまり輪郭のはっきりしない線状の雲が1方向から、放射状に広がっています。
特徴
雲の出現から数日以内に地震が発生しやすいといわれています。
巨大地震の実例
該当なし
肋骨状形(ろっこつじょうがた)地震雲
形
線状の雲が肋骨のように並んで現れます。
特徴
雲の出現からすぐに地震が起こることが多く、雲の範囲が広いほど大きな地震になるといわれています。
巨大地震の実例
2005年3月18日・・・福岡県西方沖地震(M7.0)
弓状形(きゅうじょうがた)地震雲
形
半弧のような弓形の雲。
特徴
雲が出現してから3日ほどして地震が起きることが多く、雲が長くなるほど発生が早まるといわれています。
巨大地震の実例
該当なし
竜巻形(たつまきがた)地震雲
形
垂直に立ち、竜巻や煙のような形をした雲。
特徴
雲が出現してから一週間以内に地震が起きることが多く、雲の近くが震源になる場合が多いです。
その場にとどまり続け、形がほとんど変わらないという雲でもあります。
地震雲ではない場合
いわゆる飛行機雲と似ている場合もあります。時間が経つと消えてなくなる場合は飛行機雲と考えて良いでしょう。
巨大地震の実例
1995年1月17日・・・阪神淡路大震災(M7.3)
鞘豆形(さやまめがた)地震雲
形
鞘豆に似た形をした雲。
特徴
雲が出現してから数日ほどで地震が起きることが多く、雲の大きさと比例して地震の規模も大きくなるといわれています。
地震雲ではない場合
レンズ状の雨雲に似ています。
巨大地震の実例
該当なし
まとめ
大地震の前に必ず出現するわけではないですが、紹介したように大地震の実例も多く、最近では鳥取地震(M6.6 震度6弱)の前兆として地震雲が出現していました。
前兆現象としては、地震雲のほかにも植物や動物たちが普段とは違う姿を見せる場合があり、自然はボクたちに思いのほか色々なことを教えてくれているのかも知れません。
空を見上げると、ストレスが軽減されリラックス効果があるということは実証されていますし、今日から積極的に空を見上げましょうっ!
もし…
不思議な雲を見つけたら…
パシャっ!と撮影して不思議探偵社.へお知らせくださいっ!
撮影した地震雲の投稿方法
スマートフォンから投稿して頂く方は、画面右上のメニューから「地震雲などを投稿する」を選んで頂き、パソコンから投稿して頂く方はサイドバーのポストのところにある「地震雲などを投稿する」を選んでください。
すると、いくつかの入力項目が出てきます。
・目撃した場所、日にち、時間(おおよそでOKです)の入力が必要となっています。
・場所については都道府県を選択していただき、市町村名を入力してください。
・日にちは空欄をタップするとカレンダーが出てきますので、日にちをお選びください。
・時間は0時~23時まで選択できますので、目撃したおおよその時間をお選びください。
・画像を添付するボタンがありますので、そちらから撮影した写真を選んでください。写真は1枚ずつしかご投稿できないので、複数枚ある場合はお手数ですが、枚数分のご投稿をお願いいたします。
・目撃や遭遇したときの状況などにつきましては、雲がどの方角に出現していたか等何か気付いたことがございましたらご自由に入力ください。
投稿して頂いた写真の雲を分析して、地震雲の可能性が高い写真はコメントを加えて各ページに掲載させて頂きます。
最新の情報が掲載されているページ(2021年10月)
・【地震の前兆現象】にゃんさんからの投稿~北海道に非常に気になる地震雲が出現~「目の前にセパレートな空が広がってました」~(2021年10月9日)
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