【怪談祭り2019】みなさんからの投稿～マンモス団地で起きた数々の怪奇現象～(8月5日)[No.0020]

昔、築3〜40年の賃貸のマンモス団地に住んでいました。団地って人の入れ替わりも多く、いろんな人生を背負っているからか、私もいろいろな体験をし、同じ団地に住んでた友達からもいろんな話を聞きました。

全て団地内で起きた昔の話です。

(友達Mから聞いた話)
日中暇だった友達は、寝転びながら何気なく壁に写った自分の手の影で影遊びをしていました。

手をヒラヒラさせていたら、壁に写った影だけが勝手にくるっと一回転したそうです…。

(友人Nから聞いた話)
うちに遊びに来る約束をしていた友達が、約束通りうちに来たのですが、すごい慌てようで…「目！赤い目が浮いてた！」と。

聞くと、うちに来る途中で景色がグニャリとセピア色になり、真っ赤な大きい目がこっちを見て浮いていた…とのこと。

(私の話)
団地の集会所を借りて行っている塾に通っていたのですが、一番後ろの席に座っていたのに後ろから肩を叩かれました…。それも三日連続…。

その集会所はお葬式も行っており、そういうのも関係しているのかなと思ったり…。

(私の話)
家族が寝静まった夜遅く、自分の部屋で試験勉強をしていたら、部屋に近づいてくる足音が…。「まだ起きてるの！？」と親が言いに来たのだと思っていたけど、扉の向こうで足音がピタッと止まって入ってこない。

「なにー？」と言ってみたけど返事なし。

親がふざけて怖がらせてるのかと思って、こちらから勢いよく扉を開けると、そこには誰もいませんでした…。

確認しに行ったら家族みんな熟睡してた…

(私の話)
よくお風呂で髪洗ってるときに、後ろから気配と声を聞きました。よく聞く恐いシチュエーションですが、本当に恐かったです(T_T)

(私の話)
コレが一番怖いかも。

トイレの入り口の横に洗面台があったのだけど、トイレに入ろうとしたときに洗面台から視線を感じました…。

鏡に写る自分ではない。それよりもっと上…。

目線を動かすと、そこにはGがいて、触角をヒクヒクさせていました。Gは私の動きに合わせて触角を動かし、確実に私はロックオンされてると感じました。

そして…ヤツは飛び立って襲ってきました！Σ（￣□￣;） 私、大パニックです！

また、ある日は和室の襖のへり(黒いところ)にGがいて、気づかれないようにへりの部分だけを歩いて移動してました…。

私がそれを母に言うと、母はハエ叩きを持ってきてGに振るいました。Gはそれをひらりと交わし、母を嘲笑うかのように母の回りを飛び回りました。

原子(母)の回りを飛ぶ電子(G)のごとく、グルグルと飛ぶG。

それを払い落とそうと奮闘する母。

私、阿鼻叫喚。

Gは自分を恐れている人間のことが分かる、人間をおちょくる頭脳を持った知能の高い存在。しかも高速で動く。ちょっとやそっとじゃ死なない。

…得たいの知れない恐怖を感じました。

幼少期に経験したこのトラウマのおかげで、私は霊よりGが怖くてしかたありません…。

不思議体験以外の話、失礼しました(^^;