[神事]2018年に何が起こるのか!?全国の粥占い結果まとめ~過去の的中&昨年の検証も紹介~(3月22日更新)
2018/03/22
脅威の的中率を誇る神事「粥占い」が今年も各地で行われました。※まだこれから行われる粥占いもあるので、そちらの占い結果については情報が入り次第更新します。
粥占いとは、日本各地の神社で行われている吉凶を占う神事のことで、煮え上がった粥の中に棒を入れかき回して、棒についた米粒の数で占ったり、粥を数日間~1ヵ月ほど放置してカビの生え具合で1年間の世相を占います。
では、早速今年の占い結果を見てみましょうっ!昨年の占いの検証も一緒にご紹介します。
目次
佐賀県の海童神社(3月22日更新) NEW!
海童(かいどう)神社は佐賀県佐賀市にあります。
海童神社では毎年2月15日にお粥を炊いて、一ヶ月後の3月15日に「お粥開き」という儀式を行い、お粥に生えたカビの色や大きさで1年間の吉凶を占います。
昨年の占い結果は、「過去30年間で最悪の年」というものでした。そして、7月に発生した九州北部豪雨によって記録的な降雨に見舞われ、佐賀県のお隣、福岡県では大きな被害が発生しています。
そして、今年3月15日に行われた「お粥開き」の結果は、火災やはやり病が多い「大凶の年」となっています。また、雨が少ない年になるという占い結果も出ています。
火の災いということで、火山の噴火にもつながるような占い結果は非常に気がかりです。
佐賀県の千栗八幡宮(3月22日更新) NEW!
千栗(ちりく)八幡宮は、海童神社と同じく九州の佐賀県にあります。
この神社では、2月26日にお粥を炊いて神器に盛って、カビの生え具合から1年間の天候や地震や台風などを占う「お粥試し」という神事が行われています。
2016年、この神社の粥占いで「地震が起きる」という結果が出た一ヶ月に熊本地震が発生。
的中はこれだけはなく、2005年の粥占いで「地震に注意が必要」という結果が出ましたが、その年の3月20日に福岡県西方沖地震(M7.0 最大震度6弱)が発生しています。
そして昨年の占い結果は、「地震について非常に強い兆しが見られる」というものでしたが、特に大きな地震は発生していません。
しかし、2005年と2016年は見事に的中しているだけに、今年の占い結果も気になります。
そして、今年3月15日に行われた「お粥試し」の結果は、10段階中の「八分」となり良い年になるとのことですが、「夏は猛暑になる」という結果もでているので、夏は熱中症に要注意となりそうです。
福岡県の大学稲荷神社
大学稲荷(だいがくいなり)神社は福岡県の久留米市にあります。
この神社では、毎年1月16日に粥を本殿に奉納し、約一ヶ月後にカビの色や位置、乾燥具合から1年間の世相を占っています。
昨年の占い結果は「台風、地震に注意が必要」というものでした。
福岡県では7月に発生した九州北部豪雨によって、大きな被害が出ましたが、豪雨となった原因は台風3号によるものだったので、まさに粥占いが注意を促していた通りの事態となりました。
今年の占い結果は、2月7日に開催された「初午祭(はつうまさい)」で発表されました。
粥には吉兆を示す赤カビがあり、米や麦などが平年以上の収穫となる「実り豊かな年」となるそうです。
しかし、凶を示す黒カビもあって「台風や自然災害に注意」という占い結果となっています。
長野県の諏訪大社
諏訪大社(すわたいしゃ)は長野県の諏訪湖にあります。ここは全国各地にある諏訪神社総本社でもあります。
この神社での粥占いは、米と小豆と葦(あし)の筒を釜に入れて一晩粥を炊いて筒を割り、中の粥の状態で豊凶を占います。
過去の的中例をみてみると、諏訪大社で2011年1月に行われた占いの結果は「最凶」。当時、これは過去20年でもっとも最悪な占い結果ということでした。
それから約2ヵ月後に……あの東日本大震災が起こっています。
昨年2017年の占いでは、5分満点で3分6厘という結果で、宮司が『注意して過ごして欲しい』とコメントしていました。
災害レベルの地震などはありませんでしたが、6月25日に長野県で震度5強の地震が発生しています。
そして、今年1月15日に行われた粥占いでは、3分5厘という結果となり、これは三行半を意味する「凶相」とも言われており、先に紹介した2011年と同じ占い結果となっています。
特に今年の前半が悪いとのことで、宮司が「注意が必要」とおっしゃっています。
再び、東日本大震災のような大災害が起きないことを願うばかりです。
また、諏訪大社では粥占いのほかにも「御神渡り(おみわたり)」という神事が行われています。御神渡りとは、諏訪湖が凍って表面に亀裂が入るか入らないかで吉凶を占うものです。
昨年は「明けの海(凶)」という結果で、これは表面に亀裂が入らない状況のことで、阪神淡路大震災が起きた1995年と東日本大震災が起きた2011年と同じ結果でしたが、幸い災害レベルの地震などは起きていません。
そして、今年は……
見事に亀裂が出現していますっ!吉ですっ!!!
粥占いは最凶でしたが、御神渡りでは吉と出ているので、差し引きすればそんなに悪い年ではないと解釈できるのではないでしょうか!?
滋賀県の八幡神社
八幡(はちまん)神社は滋賀県の蒲生郡竜王町にあります。
この神社では、早生(わせ)・中生(なかて)・晩生(おくて)の印を付けた竹筒3本とお米を一緒に炊いて、お米の詰まり具合で豊作を占います。
今年1月14日に行われた粥占いでは、3本全ての竹筒にお米が詰まっており、「3本ともたくさんというのは珍しい。良い年になりそう」とのことでした。
昨年は野菜類の高騰で食卓事情に影響がでましたが、今年は豊作となり、自然の恵みを美味しく頂けるということになりそうです。
長野県の箕輪南宮神社
箕輪南宮(みのわなんぐう)神社は長野県箕輪町にあります。
この神社では、1年の世相や農作物の作況を占う「御筒粥神事」が行われています。釜でヨシの筒粥を炊いて、お米の入り具合で吉凶を占います。
今年の世相についての占いは「十分満点中、六分九厘」となり、「極上が少なかったが、上々や上が多数あり、あまり悲観するほどではない。いろいろなことを前向きに捉え、進んでいく姿勢が大切」という結果となりました。
山梨県の小室浅間神社
小室浅間(おむろせんげん)神社は山梨県富士吉田市にあります。
この神社では、 1年間の天候、五穀豊穣、富士参詣者の多寡(たか)を占っています。
今年1月14日~15日に行われた筒粥神事での占いは、「農作物はやや不作」という結果となりました。
神奈川県の平塚八幡宮
平塚八幡宮(ひらつかはちまんぐう)は神奈川県の平塚市浅間町にあります。
この神社では、毎年1月15日に1年の景気や作柄を占う筒粥神事が行われています。
今年の占い結果は、「おおむね良好な結果と言える。今年は後半からさらに良くなってくる」とのことでした。
岐阜県の伊太祁曽神社
伊太祁曽(いたきそ)神社は岐阜県の高山市にあります。
この神社では「管粥(くだがい)神事」という麻の茎に詰まった粥の量で1年を占う神事が約600年間にも渡って行われています。
2015年には天災についての占いで「台風に注意」という結果が出ており、同年には台風18号による大雨によって、鬼怒川の堤防が決壊して大きな被害が発生しました。
昨年2017年の占いでは天災について「地震に注意」と出ていましたが、岐阜県で規模の小さい地震は何度か発生したものの、幸い災害レベルの地震は発生していません。
そして、今年1月14日に行われた管粥神事では「地震は少ないが雨や台風が心配」という結果が出ています。
また、他には「冬季オリンピックでジャンプ伊藤有希選手に期待できる」「プロ野球は巨人・阪神・広島が三つ巴の戦い」という占い結果も出ています。
神奈川県の師岡熊野神社
師岡熊野(もろおかくまの)神社は神奈川県の横浜市にあります。
こちらの神社でも管粥神事が行われていて、大麦、小麦、大豆、あずき等23種類の農作物を用いて1年間の吉凶を占います。
昨年の粥占いは、景気について「ここ数年では見られないほどの悪い結果」となりましたが、株価の上昇、相次ぐ企業の好決算、求人倍率の改善などバブル期に迫る勢いとなり、占い結果とは正反対の景気となりました。
そして、今年の占い結果は「景気は十分(吉)」となっています。
昨年が占い結果とは真逆の景気だったことから、今年も同じように真逆のことが起こるとすると、景気が悪くなってしまうのかも知れません。
今年は占い通りになることを願うばかりです。