[噴火]予知夢が現実化!?群馬・草津白根山が噴火し雪崩が発生(1月29日更新)
2018/01/29
1月23日午前10時頃に群馬県の草津白根山が噴火し、スキー場で雪崩が発生するなど大きな被害が発生している模様です。
現在、噴火警戒レベル3となっており、入山規制が発表されました。
目次
噴火警戒レベル3へ
本日23日(火)11時50分、気象庁より草津白根山に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が発表されました。
2007年に噴火警戒レベルが設定されてから、草津白根山で噴火警戒レベルが3に上がるのは初めてとなります。
本白根山では、本日23日(火)9時59分に鏡池付近で噴火が発生したもようです。鏡池付近から1キロメートル以上飛散する噴石が確認されています。
本白根山鏡池付近から概ね2キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
◆対象市町村等
以下の市町村では、火口周辺で入山規制などの警戒をしてください。
群馬県:嬬恋村、草津町
◆防災上の警戒事項等
本白根山鏡池付近から概ね2キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって、窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください 。
また、ところどころで火山ガスの噴出が見られます。周辺のくぼ地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留することがありますので、注意してください。
なお、現地では雪崩が発生したとの情報があり、雪崩にも注意してください。
自衛隊員6名が雪崩に巻き込まれる
群馬県草津町の草津国際スキー場付近で起きた雪崩で、防衛省は23日午前、少なくとも訓練中の陸上自衛隊員6人が巻き込まれたことを明らかにした。
6人は全員救助されたが、数人は骨折など重傷を負っている模様。6人は陸自第12旅団の第12ヘリコプター隊に所属。当時は30人がスキー訓練中だった。
噴火の瞬間の映像「噴石が雨のように…」[30秒]
黒い噴煙が上がった直後に巨大な噴石が雨のように降ってきています。
よく見ると、ボンボンボンと地面から雪柱のようなものが上がっています。噴石の威力がいかに大きいかが分かる映像です。
残念ながら、噴石が直撃して犠牲になった方、大怪我をされた方も出ているとのことです。
噴火時の状況
周辺にいた方の証言
23日午前10時すぎ、群馬県警に、スキー場のゴンドラに乗っていたとみられる人から通報があった。
「1回爆発音が聞こえて白い煙が見えた」「石や雪のかたまりがとんできてけがをした」。通報は相次いだ。
当時スキーをしていた人のツイッターの投稿によると、午前10時ごろ「ゴォーッ」という音が響き、黒い煙が空を流れていった。乗っていたリフトがいったん止まり、数分後に動き出したという。
スキー場近くのゴルフ場の男性職員(46)は、コースの整備作業中に「ドーン」という音を聞いた。「何の音かまったくわからなかった。噴火など思いもしなかった」
噴火後、スキー場では「噴火したので、建物の中に待機して下さい」「リフトの運行を見合わせています」との放送が流れた。
この日は、スキー客300人のチケットが販売されたが、ロープウェーやリフトの運行をやめ、スキー客はレストランなど建物の中に避難しているという。
救急搬送された方の証言
山頂の方にいた川崎市の男性(60)は、噴火した時の様子を目撃した。
男性によると、スノーボードで山を滑り降りようとしたとき、ボコボコと地面の方から音がした。
すると突然、黒い噴煙が勢いよく上がり、周囲は真っ暗になり、その後、大量の噴石が飛んできた。20~30センチほどの噴石もあったという。
噴石から身を守るため、男性は雪に埋まるようにして身を守ったが、体に当たり、左腕を折ったり、背中にすり傷を負ったりした。上着も白く汚れ、破れた箇所もあった。
スノーボードの板が壊れたため、男性は徒歩で下山したが、近くで救助作業していた自衛隊員らを手伝った。隊員には両足を折ったり、頭を打ったりした人がいたという。
噴石が降ってくるという信じられない状況の中で傷付き、救助が来るのを待つというのは、どれほどの恐怖だったか想像に難くありません。
1月23日18時現在、1名の方が亡くなり、1名の方が重体、12人が怪我、80人以上が山頂に取り残されていましたが、すでに全員が下山しているとのことです。
降り注ぐ噴石をスキー客が撮影[3分40秒]
白くチラチラと写っているのが噴石です。もの凄いスピードで降ってきていることが分かります。
地面に落ちている噴石はいずれも20cmはありそうです。こんな石がビュンビュンと飛んでくるのは怖スギです……。
ゴンドラの分厚いガラスをつき抜け、小屋の屋根も突き破るほどの威力なので、もしこんな噴石が直撃したらただでは済みません。
4年前の御嶽山(おんたけさん)噴火では、噴石によって多くの犠牲者が出てしまいました。
地震と同様に噴火はいつ起こるか分からないので、全国の活火山にはコンクリート製の避難スペースを設けて欲しいと思います。
新たに火山性微動を観測
気象庁は24日、少なくとも午前10時15分と10時50分に火山性微動が発生し、いずれも数分続いたことを確認したと公表した。
火山性微動は、マグマや水蒸気が火山の地下を移動するなどした際に発生する微弱な振動。噴火に先立って観測されることが多いとされる。
同庁は今後も噴火の可能性はあり、本白根山の鏡池付近から2キロの範囲では噴石などへの警戒を呼びかけている。
今後、さらに規模の大きな噴火が起きれば、高温の物質が多量に出て積雪を溶かす泥流が発生する可能性もあるという。噴火した本白根山の鏡池付近に監視カメラを設置し、警戒を続ける。
噴火の前兆として、火山性微動や火山性地震が起こるので、昨日(1月23日)の噴火で終わりというわけではないのかも知れません。
火山性地震については昨日から600回以上記録されたという情報があるので、絶対に近づいてはいけない状況です。
火砕流が1.8km先まで到達していた(1月29日) NEW!
12人が死傷した草津白根山の本白根山(群馬県草津町、2171メートル)の噴火を受け、東京工業大・草津白根火山観測所の野上健治教授(地球化学)は24日、草津町役場で記者会見し、噴火口が少なくとも2カ所あるとの見方を示した。
現場には直径1メートルの大きな噴石もあったという。
(中略)
映像を見た専門家は火砕流が1・8キロ先まで達し、20センチ程度の噴石が500メートルの範囲に飛んだと指摘した。
もし、火砕流に巻き込まれていたら現場にいた方の生存は絶望的だったと思われます。
今回の噴火では、残念ながら自衛隊の方が1名犠牲となっていますが、生存者の方々が火砕流に巻き込まれなかったのは不幸中の幸いだったのかも知れません。
火砕流は非常に高温(100度~700度)で、移動速度は時速100kmを超えることもあるので、巻き込まれてしまったら絶望的な状態でした。
今回の噴火で、活火山の恐ろしさを改めて思い知らされました。
すみれ色さんの予知夢が現実化!?
1月16日にすみれ色さんからご投稿頂いた予知夢を予知予言のページに掲載しましたが、その中で「雪崩の夢」という内容がありました。
ここで、すみれ色さんの予知夢を振り返ってみたいと思います。
投稿者:すみれ色さん
投稿日:1月16日(火)
今朝方見た夢です。二つ別の夢を見ました。
一つは雪崩の夢。私と友人5名が登山をしていると地鳴りがして山頂の方から雪崩が襲ってきました。逃げる暇はありませんでした。雪に飲まれたところまで覚えています。
もう一つは/長野県でバス転落 けが人多数/こんな速報がテレビの上に表示されて現場中継が始まりました。バスが横転して崖に落ちているように見えました。
前に一度だけ夢が本当になったことあります。今朝方見た夢と同じ様なバスの転落事故です。大学生が多数亡くなる事故でした。
起きないようにと祈りを込めて投稿します。
すみれ色さんのご投稿から、1週間後に雪崩が発生しました。
すみれ色さんの予知夢では、すみれ色さんご自身とご友人の5名、計6名が雪崩に巻き込まれています。
今回の雪崩事故で、自衛隊員6名の方が巻き込まれています。
本当に雪崩が起きて、巻き込まれた人数が同じというのは、すみれ色さんの夢が現実化したと言えるのではないでしょうか!?
もう一つの夢、バスの横転事故が現実化しないことを願うばかりです。