レオの不思議体験記~その1~
2016/11/30
あまりにも不思議で不可解なできごとに遭遇すると、探偵モードになり月刊ムーの記事の様なしゃべり方になってしまうのだ。決してマネをしているわけではない。
では……昨日の9月28日にミステリー探偵レオが遭遇した不思議なできごとを紹介しよう……。
ことのはじまり
昨日いつものように駅前の帰り道を歩いているときのことだ。
見慣れない不思議な光景が突如としてミステリー探偵レオの目に飛び込んできた。駅前通りのとあるお店にたくさんの人が列をなして並んでいたのだ。
ズラーーーーーーーーーっと店前に。
買い物帰りのおばちゃんや汗だくのサラリーマン、女子高校生など多種多様の人種がズラーーーーーーーーーっと。
ズラーーーーーーーーーっていっても6,7人くらいだが。
少々大げさな表現になってしまったかもしれない、もうしわけない。
とあるお店(我が身の安全のためにも伏字にしておく)とはKンタッキーFライドチキンだ。ミステリー探偵として行列の謎を調査するべく列の最後尾に並んだ。
労働で疲弊した肉体にムチを打ち並ぶこと10分弱……、とうとう行列の謎が解けたのだった。
昨日28日というのは2(ニ)8(ワ)トリの日で通常価格1400円のパックが驚きのお値段1000円で買える日だったのだ。
実に400円という差額は大きい。
あの月刊ムー10月号が800円である。
ということはムーが半分買えるほどの価値がある400円だ。
月刊ムーは毎号180~200ページだから90~100ページも購入できるのである。※月刊ムーは当然のごとくページごとのバラ売りは行っていません。
『なるほど……みんなムーを買う資金をねん出するために並んでいるのか』と感心しているとレオの順番がやってきた。
そのとき新たな情報が飛び込んできた。行列の真相はそれだけではなかったのだ。
どうやら9月はK-ネルおじさん(我が身の安全のためにも伏字……)の誕生月で盛大にフェスティバルキャンペーンが行われているようだった。
なんとこちらも驚きの30%Offという超お得なパックが売り出されていた。
ちなみにK―ネルおじさんの生年月日は1890年9月9日(火)でアメリカはインディアナ州の生まれだ。『え?ケンタッキー州じゃないの?』と誰しもが思ったのではないだろうか。KンタッキーFライドチキンの前身である「サンダース・カフェ」がケンタッキー州で創業されたことが、ネーミングに影響しているのであろう。
それはさておき、ムーが半分買えるほどお得な「とりの日パック」を買うか、K-ネルおじさんの偉業をたたえるべく30%Offパックを買うか悩みに悩んだ末に、レオはK-ネルおじさんの方を選択した。
帰宅後、さっそくK-ネルおじさんを堪能しようと開封式を行った。
うす茶色の紙袋には、ねじれた形状のカーネリングポテト。実に不思議なかたちである。袋を開けると芳ばしい香りが。
そしてメインであるK-ネルおじさんが描かれているお馴染みのボックスを開けると、そこには白い紙袋の中にチキンナゲットが5つ。かわいらしい形状をしている。
そして……純白の紙に大事そうに包まれ、80年近くも変わらない味をしているというフライドチキンが箱いっぱいにドドーーーンと鎮座していた。
ドドーーーンと。
あれ?
ない……
1、2、3、4……ない……
1、2、3、4……「5つ」あるはずのチキンがない……。
数え間違ったのだろうと、念入りに注意深くゆっくりと慎重に丁寧に確実に優しく数えてみる。
ひとーつ……ふたーつ……みっーつ………よっーつ……………やはり1つたりない……。
なんということだろう。
今まさに目の前で不思議で不可解な謎の現象が起きているのだ。
この謎をミステリー探偵としては放っておけない。
そこでいくつか仮説を立ててみた。
仮説1「ワープ現象」
突如として物が消えたり、あるはずのない場所に移動していたりする現象である。誰しもが一度は経験したことがあるのではないだろうか。「バッグにいれたはずの書類がない」「いつも置いている場所に鍵がない」「楽しみに取っておいたプリンがない」などなど。
レオも子供のころ経験がある。野球をして遊んでいたらボールが飛んでいき探せど探せども見つからなかったのだ。いつも必ず見つけられていたのに……。それから3年ほど過ぎたころであろうか。なんと数年の時を超えて無くしたはずのボールが見つかったのだ……同じ場所で。名前が書いてあったので間違いない、同じボールだった。あの時は友達みんなで『ワープだ!ワープだ!』と騒いでいた。
仮説2「呪いの念」
「K-ネルサンダースの呪い」ならぬニワトリさんの怨念である。昨日28日はニワトリの日なのになぜ食されなければいけないのか……という不条理な思いがチキンを1ピース消し去ったのかもしれない。ちなみに「K-ネルサンダースの呪い」とは1985年にプロ野球チームの阪神タイガースが優勝したときに、狂喜乱舞した阪神ファンがK-ネルサンダースの像を道頓堀に投げ落とし、その後阪神タイガースが急激に弱体化したという都市伝説である。
仮説3「入れ忘れ」
店員さんが入れ忘れたという説である。
結論
3つの仮説のはざ間で悩みぬいたあげく、一つの結論に達した。
仮説3の「入れ忘れ」である。
すごい混んでたし、店員さん少しテンパってたし。
うん、きっとそうだ。
というわけで、消えた1ピースを見つけるべく購入した店舗へ電話。
トゥルルルー、トゥルルルー、トゥルルルー、トゥルルルー、トゥルルルー……
つ、つながらない。間違いなく営業中の時間なのにつながらない。
またもや不思議な現象に遭遇する。
ミステリー探偵レオ、ここで再び仮説を立てる。
仮説1「かけてはいけない電話番号にかけてしまった説」
この世の中には「かけてはいけない電話番号」というものが存在する。例えば090-4444-4444という番号。ここにかけると……あの「貞子」につながってしまうという恐ろしい都市伝説だ。しかし、そもそもつながらなかったのであるからこの説は即消えることとなった。
仮説2「忙しすぎて電話にでることができなかった説」
あれだけの混雑なら電話応対している時間などないであろう。
結論
速攻で仮説2であるという結論に達した。
Fライドチキンをおいしく頂き、お風呂に入り、テレビを見てしばらく時間がたったあと再び電話を。
トゥルルルー、トゥルルルー、『はい、~~~~です』
お!今度はつながった!
そこで、かくかくしかじか事情を説明。
すると。
店員さん:『パックAにつきましてはオリジナルチキンは4ピースとなっています』
ボク:『…………(;゚д゚)ェ……』
ボク:『お、お忙しいところ、大変、し、しつれいしました……』
そう、この不思議な現象はミステリー探偵レオの恥ずかしい「勘違い」で幕を閉じたのであった……。
あとがき
実はパックセットには「パックA」と「パックB」の2種類があります。ボクが買ったのはパックA。一方、パックBにはオリジナルチキンが5ピース入っています。そうです、ボクの見間違えだったのです(笑)
改めてKンタッキーFライドチキン様には謝罪をしたいと思います。お忙しいなか、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。お詫びのしるしにパックAのレビューをさせて頂きたいとおもいます。
(レビュー) まず、メインのオリジナルチキンですがジューシーでほんのりスパイシーな衣と新鮮でホクホクのチキンのマッチが最高です!食べあきない味だからこそ80年にも渡って愛されてきたのだと思います。
次はカーネリングポテト。初めて食べましたが美味しい!!!!外はカリっと中はホクっとしています。塩の加減もちょうど良い感じでしたが、人によっては少ししょっぱいと感じるかもしれません。このポテトがオリジナルチキンとよく合うんです。
そしてチキンナゲット。うまいの一言。ソースも美味しいし言うことなし。
ちなみにカーネル誕生祭は9月30日(金)までとなっているようなので、みなさんも是非お得なパックをご賞味ください。※ボクはKンタッキーFライドチキンとは何の関係もない人間です。
レオの不思議体験記~その1~でしたっ!