【地震予知・前兆現象】TEC(電離層の全電子数)の最新状況&大地震発生直前に観察される電離層異常発生の物理メカニズムを発見~(4月24日)[No.0828]
目次
東日本大震災(M9.0)の前にTEC(電離層の全電子数)に現れていた異常
本震直前に電離圏電子数の異常増加現象
地球の上空には電離圏と呼ばれる電子が広がる層が存在し、衛星通信にしばしば遅延や測定誤差をもたらす要因となっています。
電離圏は地震や火山、太陽フレアなどの自然現象やミサイル発射などの人為的事象によって影響を受けます。
電離圏電子数の観察によるマグニチュード8以上の巨大地震発生前の異常検出は、2011年東北地方太平洋沖地震の本震直前に電離圏電子数の異常増加現象が発見されて以降、注目され研究されてきました。
京都大学
TEC(電離層の全電子数)の最新状況(4月24日)
投稿者:縁の下さん
投稿日:4月19日(金)
レオさん、不思探.の更新有り難うございます。体感や予感などをお知らせくださる皆様有り難うございます。いつも参考にさせていただいています!
先日の豊後水道で起きた地震ですが、発生1週間くらい前から、GPS全電子マップで西日本がずっと真っ赤になっていいました。
地震発生後は、緑色に変わってたの落ち着いたかと思ったのですが、先ほど確認すると、西日本がまた真っ赤になっていたので、要注意だと思いご連絡致します。
投稿者:ピノコさん
投稿日:4月23日(火)
レオ様お疲れ様です。16:30のTECとROTIです。
朝の画像がなくて済みませんが、ROTIの朝の画像は新潟から北海道までの日本海側が真っ赤でした。
いねみさんからも情報をいただいています、いつもありがとうございます。
TEC(電離層の全電子数)の最近の状況ですが、表示レベルを振り切れる強烈な異常が出現することが多くなっています。
本日(24日)も強烈な異常が出現しています。
これまでにも何度かお伝えしていますが、昨年2月に表示スケールの変更があり、緑色以上になると強烈な異常と判断できるのですが、昨日も本日も表示レベルを振り切っている状態です。
さらに気がかりなのは、普段は異常がほとんど見られないROTI(電子密度擾乱指数)にも異常が出現している点です。
一連の異常が始まったのが、2022年2月ですから、かれこれ2年2ヶ月に渡って異常が続いていることになります。
そして、TECの異常と地震の発生の関連性について、メカニズムが解明されたというビッグニュースがありました。
大地震発生直前に観察される電離層異常発生の物理メカニズムを発見
投稿者:松田道雄さん
投稿日:4月19日(金)
初めて投稿させていただいております。さくらさんがこのHPに転身前から拝見させていただいてます。
投稿なんて、まずしないのですが、、皆様からある心臓痛くなるような体感は共感できる部分多く。それは自分なりに検証重ねてご連絡するとして。。
すでにご存知かもしれませんが地震と電離層の関連の件がニュースになってましたので、共有したく。
大地震発生直前に観察される電離層異常発生の物理メカニズムを発見―地殻破壊時に粘土質内の水が超臨界状態となることが鍵―
梅野健情報学研究科教授、水野彰同研究員、高明慧同専門業務職員(研究当時)らの研究グループは、大地震発生直前に観察される電磁気学的異常を地殻破壊時の粘土質内の水が超臨界状態であることにより説明する物理メカニズムを発見しました。
今まで、2011年東北沖地震、2016年熊本地震などの大地震発生直前に震源付近の電離層上空に異常が観測されたことが報告されていましたが、なぜ大地震発生直前の電離層に異常が生じるかを明確に説明する物理モデルの報告はなく、幾つかの仮説が提唱されているのみでした。
本研究グループは、プレート境界面には、すべりやすいスメクタイトなどの粘土質が存在し、その粘土質の中にある水が地震発生前の高温高圧下で超臨界状態となり、電気的な性質が通常の水と異なり絶縁性となり、電気的特性が急に変化することで電磁気学的異常が生成することを初めて提案し、電離層への影響を大気の静電容量によりモデル化し、モデルから予測される生成電場の大きさと観測されている地震発生前の電離層の伝搬異常の速度変化が整合的であることを示しました。
今後、この研究の実証を更に進めることで、宇宙(電離層)における異常と地震発生直前との物理が結合する新しい科学の誕生が期待され、さらにはこの科学的知見を活かす事前防災システムの実現とその環太平洋地域など地震が多発する地域での普及への貢献が考えられます。
『ようやく』という感じなので嬉しくなり柄にもなくご連絡いたしました。
いつも応援しております。AIの件は非常に今後気になりますが、不思議探偵社として、。引き続き頑張ってください
情報および応援のメッセージありがとうございますっ!!
やはり、TEC(電離層の全電子数)に出現する異常は大地震の前兆である可能性がかなり高いということで間違いなさそうです。
これまでは、地殻内部に存在する石英(クリスタル)に圧力が加わることによって電磁波が生じて、それが電離層の電子数に異常を生じさせているのかと思っていましたが、京都大学の研究によると、地殻に存在している粘土質に含まれる水が関係しているようです。
水には個体、液体、気体と3種類の状態がありますが、超臨界状態は気体の密度が高くなったような状態です。
今後は、大地震が起こる(断層破壊が起こる)どのくらい前から異常が出現しやすくなるのか、規模がどのくらいになるのかなど、解明が進んでいくものと思われます。
兎にも角にも、物理的なメカニズムが解明がされたということで、今後はより一層、TEC(電離層の全電子数)の異常を注視していきたいと思います。
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