【地震予知・前兆現象】再びTECに不気味な異常が出現&鳥島近海の気になる最新情報(10月23日)[No.0770]
東日本大震災(M9.0)の前にTEC(電離層の全電子数)に現れていた異常
本震直前に電離圏電子数の異常増加現象
地球の上空には電離圏と呼ばれる電子が広がる層が存在し、衛星通信にしばしば遅延や測定誤差をもたらす要因となっています。
電離圏は地震や火山、太陽フレアなどの自然現象やミサイル発射などの人為的事象によって影響を受けます。
電離圏電子数の観察によるマグニチュード8以上の巨大地震発生前の異常検出は、2011年東北地方太平洋沖地震の本震直前に電離圏電子数の異常増加現象が発見されて以降、注目され研究されてきました。
京都大学
再びTECに不気味な異常が出現&鳥島近海の最新情報(10月23日)
7月上旬と8月下旬にTEC(電離層の全電子数)に不気味な異常が出現していましたが、再び似たような異常が出現しました
投稿者:23さん
投稿日:10月22日(日)
レオさんこんばんは。tec値の全指数が不気味な色になっているのですが、何かの不具合でしょうか?
何もなければ良いのですが…
昨日(22日)にリアルタイムでTECをチェックしたら、不気味な異常が現れていたので、気になって画像を保存しておきました。
7月上旬にもこれに近い異常が出現していました。
そして、この異常出現後にM5.5の強い地震が発生しており、8月下旬にも黒点が混じる異常が出現しました。
覚えていらっしゃる方もいるかも知れませんが、この異常出現後にトカラ列島で群発地震が始まり、過去最高レベルの地震発生回数となりました。
ですので、今回も要警戒です。そして、今月(10月)上旬に、津波が2度発生した鳥島近海の最新情報をご投稿いただいています。
投稿者:渦のたまごさん
投稿日:10月21日(土)
レオさん、おはようございます。鳥島近海の地震が再開しました。
2023年10月15日 8時44分 M4.7
2023年10月19日 7時15分 M5.1
2023年10月19日 9時48分 M4.7
2023年10月21日 4時01分 M5
2023年10月21日 4時16分 M4.5
朝のニュースより引用
「鳥島近海で“軽石”見つかる海保が注意呼びかけ発生源不明」
2023年10月21日5時48分海上保安庁によりますと、20日午後2時半ごろ伊豆諸島の鳥島の近海で西に50キロほど離れた海上で軽石のようなものが南北80キロにわたって点在して浮いているのが見つかり、付近を通る船に注意を呼びかけています。
鳥島近海で今月2日以降地震活動が活発になったことを受けて、海上保安庁が航空機で上空から観測を続けていました。
気象庁によりますと、発生源は分かっていないということです。
海上保安庁の観測ではこの付近の活火山(伊豆鳥島、孀婦岩(そうふん))の周辺において噴煙や火山活動に伴う変色水等は認められず、気象衛星ひまわりの観測でもこれらは確認されていません。
ここ数日、プレートに沿ってグアム、サイパン、八丈島のプレート近くでも地震が起きています。
海に出られている方々は引き続き気をつけて下さい。
一時期、地震活動が落ち着いたのですが、再び地震が繰り返し発生しているということで気がかりな状況となっています。
M5クラスの強い地震も2度発生しているようです。
さらに、気になるのは鳥島近海で軽石が広範囲で確認されている点です。
発生源不明とのことですが、これは、海底火山が噴火して溶岩が海水で冷やされたことによって発生したものと推測されます。
しかし、気象庁の観測では火山活動の形跡がないということですから、不気味です。
そして、フィリピン海プレート沿いで地震が起こっているという点にも注目です。
鳥島近海や八丈島はフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界付近に位置しています。
図中にも記されているように、南海トラフ巨大地震の発生エリアである南海トラフもフィリピン海プレートの境界です。
つまり、地殻変動が活発化しているということは、南海トラフにも力がかかって歪みエネルギーが溜まり、近いうちに発生すると言われている南海トラフ巨大地震の規模が大きくなることにつながります。
南海トラフ巨大地震は過去に何度も発生していますが、周期的に次の南海トラフでの地震は巨大になると予測されています。
いつ発生するのか正確な時期は分かりませんが、本当にいつ発生してもおかしくはないので、南海トラフの地震活動だけではなくて、フィリピン海プレート沿いでの地震活動も注視していく必要があります。
[このページはここまで ですっ!]