【地震予知・前兆現象】地磁気に大きな異常&TECに強烈な異常が出現~「まだ地震か噴火があるかもしれません」~(10月9日)[No.0764]
地磁気の異常と地震との関連性
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
東日本大震災(M9.0)の前にTEC(電離層の全電子数)に現れていた異常
本震直前に電離圏電子数の異常増加現象
地球の上空には電離圏と呼ばれる電子が広がる層が存在し、衛星通信にしばしば遅延や測定誤差をもたらす要因となっています。
電離圏は地震や火山、太陽フレアなどの自然現象やミサイル発射などの人為的事象によって影響を受けます。
電離圏電子数の観察によるマグニチュード8以上の巨大地震発生前の異常検出は、2011年東北地方太平洋沖地震の本震直前に電離圏電子数の異常増加現象が発見されて以降、注目され研究されてきました。
京都大学
地磁気に大きな異常&TECに強烈な異常が出現(10月9日)
投稿者:こあらさん
投稿日:10月5日(木)
発震後の投稿ですみません。9/28~29に父島の地磁気に異常がありました。
連日だったのでまだ地震か噴火があるかもしれません。強震モニタは多すぎてすぐに選べないので、地磁気だけ先に投稿します。
投稿者:23さん
投稿日:10月7日(土)
レオさん、こんにちは。ほかの方からも投稿済みだとおもうのですがTEC値が真っ赤で怖いです。
大難が小難となりますように。
いつもご報告ありがとうございます。まず先に地磁気の異常ですが、父島(東京)地磁気に100nTの大きな異常が出現しています。
スパイクノイズなので保守ノイズと思われますが、このような異常が現れると、非常に高い確率で大規模地震が発生するので要警戒です。
父島は、現在M5~M6クラスの地震が多発している鳥島近海エリアから400kmほど南に行った場所にあります。
すでに発生している地震の前兆だったのか、それともこれから発生する地震の前兆なのかはわかりませんが、気に留めておく必要があります。
そして、TEC(電離層の全電子数)の異常ですが、ご報告のあった7日だけでなく、6日から本日(9日)にかけても、強烈な異常(緑色以上)が出現しています。
TECの異常については、2022年2月から長期に渡って続いていますが、東日本大震災(M9.0)発生前に出現していた異常期間よりもはるかに長いので、南海トラフ巨大地震の前兆なのか、それとも海底火山が大噴火をする前兆なのか、はたまた、想像を超える事象の前兆なのは予測がつかないのですが、注視すべきデータであることには間違いないかと思います。
兎にも角にも、鳥島近海での地震だけでなく、9月下旬頃から日本の各地で内陸、海域問わず地震が相次いで発生していますから、日本全国どこにいても、防災意識を高めて有事に備えておいていただきたいと思います。
引き続き、各データを注視していきます。
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