【怪談祭り2023】みなさんからの投稿~座敷わらし~「見えない存在の方々が支えてくれていたのかもしれません」~(10月2日)[No.074]
座敷わらし
投稿者:きなこ餅さん
投稿日:8月31日(木)
ゼリーみたいなのに包まれた後にあった体験をお話ししたいと思います。
そこでは会員の方から電話が入る事があり、福島県にお住まいで大震災後、「住所変更したい」とお話をされている最中、その方の背後でずっと穏やかな波音がしていました。
『休みでビーチから電話してるのかな』と思っていたら、「海は怖くて近づけないから、内陸に引っ越した。今は海なんか見たくないの。」と言われ、びっくりしました。
もうひとつあります。それから半年後の事です。
職場の1階にお稲荷さんがあり、事務所はその上階にあります。
ある朝、そのお稲荷さんがある真上あたりの廊下で、蝶ネクタイをして半ズボンを履いて、おめかしした小さな男の子(多分私の他には見えていない)が廊下の角にちょこんと立っていました。
私の横に来て、なんだか嬉しそうな顔をして付いてきてくれました。
でもその当時、異動した先の職場で精神的に参っていた私に良いことが起こる筈はないと思い、『きっと人違いだよ。』そう心の中で言ったら、首をかしげ、喜んでくれると思ったのになー、というような様子でした。
その日の午後に上司に呼び出され、「元の職場に戻れる」と伝えられました。
『あぁ良かった、戻れるんだ』と思った時に、『あの子はこの事を伝えてくれていたんだ』と気がつき、お稲荷さんへお礼に行きました。
当時、震災後2年くらい、毎日薄曇りの空だと思い込んでいました。相当ヤバかったんでしょうね。
そういう時期に不思議な事が多かったので、見えない存在の方々が支えてくれていたのかもしれません。
(レオコメ)
掲載を忘れていました、スミマセンっっ!
これはもう間違いなく『座敷わらし』です。元の職場に戻れるように、座敷わらしが取り計らってくれたのだと思います。
座敷わらしに気に入られる人は、純粋で心が綺麗な人だと言われていますから、きなこ餅さんはきっと素敵な心の持ち主なんでしょうネ~~
最近、座敷わらしが出現することで有名な旅館宿が何ヶ月も先の予約が取れないくらいに大人気だそうですが、私利私欲のために訪れても、座敷わらしに出会うことは出来ないような気がしますっ(笑)
それから、福島県にお住まいの方のお話は、おそらく東日本大震災で被災なさって津波の被害に遭い、その時に潜在意識に刻まれた恐怖心が引き起こした不思議な現象なのかも知れません。
しかし、聞こえてきたのが『穏やかな波の音』だったことから、海(津波)への恐怖心が解消へと向かっていると解釈出来そうです。
[この怪談は…ここまで……です…]