【気になる情報・前兆現象】富士山周辺で低周波地震が急増＆ガスのような臭い(埼玉県)＆建物が軋む音(大阪府)(9月25日)[No.0229]

宏観異常現象(地震の前兆現象)

地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。

地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。

地震雲が発生する仕組み

[画像：imartより]

地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名：水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。

この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。

また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。

地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100％の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。

地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。

・ 【保存版】地震雲の見分け方～名前と種類と特徴～

富士山周辺で低周波地震が急増

投稿者：てるさん
投稿日：9月22日(金)
場　所：富士山

気象庁が掲載している富士山の地震情報をチェックしてみました。

この表には、高周波地震と低周波地震の発生回数が記載されているのですが、9月16日に11回もの低周波地震が観測されたようです。14日には3回、17日には4回ということで、3日間で18回もの低周波地震が発生したことになります。

低周波地震は深さ10km～20km付近で発生しており、これは富士山のマグマ溜まりがあるとされる深さです。

つまり、低周波地震が発生するということは、地下マグマで何らかの異変が起きている可能性が考えられるのです。

ちなみに、高周波地震は※火道付近で岩石破壊が起こると生じるとされており、こちらは発生回数に変化は見られないので、今すぐに噴火が発生するということではないと思います。

※火道とは、地表につながるマグマの通路。

しかし、低周波地震が急増しているということは、マグマ溜まりで異変が起こっていると思われるので、今後、高周波地震も増加したら、富士山の噴火が近いサインと受け止めた方が良いと思います。

引き続き、富士山の地震活動を注視していきたいと思います。

ガスのような臭い(埼玉県)

大地震が起こる前に、原因不明の「ガスのような臭い」「硫黄のような臭い」「焦げたような臭い」が発生することがあり、関東大震災(推定規模 M7.9)や阪神・淡路大震災(M7.3 最大震度7)が起こる前にも発生していました。

異臭がしたという今月7日の2日前、9月5日には関東の各地で内陸地震が発生しており、その後も現在に至るまで、関東では地震活動が活発です。

幸い、まだ大規模な地震は発生していないものの、首都直下地震は発生サイクル的にいつ発生してもおかしくはありませんので、地震が続いたり、前兆と思われる現象が発生したら警戒レベルを高める習慣を持つことが大切だと思います。

建物が軋む音(大阪府)

先日、奈良県や和歌山県で気になる現象が起こっているとお伝えしました。

ともじさんは大阪にお住まいとのことで、大阪と言えば今から5年前に発生した大阪北部地震(M6.1 震度6弱)が思い出されます。

そして、マンションから軋むような音が聞こえているということですが、2週間もそれが続いているという点が非常に気になります。

音がするということは何らかの力が建物に加わっているのだと思いますが、「地震かと思うような音」ということはおそらく地鳴りが関係しているものと推測されます。

大阪や近県など関西エリアにお住まいの方で、地鳴りの発生に気がついた方は是非ご投稿をお願いします。

引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。

[このページはここまで ですっ！]

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