【地震の前兆現象】関東(茨城県)に気になる地震雲が出現~熊本地震(M7.3)の時と同じタイプ~(8月30日)
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
関東(茨城県)に気になる地震雲が出現(8月30日)
投稿者 :たたたたたーさん
日 時 :2023年8月21日15時
場 所 :茨城県南部
コメント:レオさん、いつもありがとうございます。興味深く参考にさせていただいております。
地震雲かは分からないのですが、21日午前中からずっと消えずにありました。
かなり細長く横に遠くまで伸びていました。気のせいだと良いのですが…
これは「帯状形(おびじょうがた)地震雲」だと思われます。
初見では飛行機雲かなと思ったのですが、拡大してみると、地震雲特有のうねりが確認出来るのと、同じ場所に6時間以上も出現していたということなので、やはり、地震雲である可能性が非常に高いと思われます。
このタイプは2016年に発生した熊本地震(M7.3)の時にも出現していて、2004年に発生したスマトラ島沖地震(M9.3)の時にも出現していたようです。
場所が茨城南部ということなので、地震が発生するなら首都圏(茨城~千葉~東京東部)辺りとなるのかも知れません。
そして、後ほど掲載しますが、東京で観測していただいている大気中のラドン濃度に再び気がかりな変動が見られているようです。
先日はTEC(電離層の全電子数)にも異常が出現して『※TECの法則』発動となっていますから、防災意識をしっかりと高めて、強い地震の発生に備えておいてください。
※日本列島全体が赤く表示される(もしくは黒く表示され赤い点が出現する)と、数日以内に日本のどこかでM5~の強い地震が発生するという法則。
・かみちゃんさん(東京都 7/26)、さとほまさん(兵庫県 7/27) 、おこめさん(栃木県 7/30)、ゆっこさん(広島県 8/26)、ためこさん(高知県 8/26) から送っていただいた写真の雲は気象雲だと思われます。
・きょんままさん(兵庫県 8/17)、YTAさん(大分県 8/27)からの写真に写っているのは、雲や山頂の影だと思われます。
[このページはここまで ですっ!]