【怪談祭り2022】プレイバック編～夜の海～(7月28日)[No.043]

二十歳頃に友達と8人で、車3台で夜の海へ花火をしようと出掛けた時の事です。

海へ着いてキャーキャー騒いでました。

打ち上げ花火や手持ち花火をやってる時、一人が「あ、海の中に誰かいるよ」というので数人で見たら、月明かりの中、人影らしき物が見えたけど私達のメンバーは皆いたので他人だと思いました。

そろそろ帰ろうとなり、駐車場へ向かいカメラを持ってた子が記念にと皆で写真を撮りました。

後日、その写真が出来上がって皆で集まった時、一番初めに写真を見たA君とB君は無言のまま写真を仕舞いはじめました。

皆が見ようとすると「見ない方がいいから！」と止められました。

私は超怖がりなので見てませんが、見た子が言うには沢山の手や顔らしきものが写っていたそうです…。

『こっちへおいで』

そんなふうに見えたそうです。

海の中の人影らしき物も実在しないものだったのかも知れません。

たった一人で夜の海へ入ります？地元民でも入りません。そこは、曰くつきの海ですから。

それに駐車場には私達の車しかなかった。それからは夜の海には行けなくなりました。実話です。

今こうして思い出しても怖くなります…。