[地震予知]「北海道沖で超巨大地震が切迫している可能性」政府の地震本部が発表(11月18日更新)
2018/11/18
専門家「次はそろそろ」(11月18日) NEW!
地震から2か月が過ぎても、北海道内にはいまだ大きな爪痕が残されていますが、実は、北海道には胆振東部地震を遥かに上回る、もう一つの巨大地震によるリスクが迫っているということをご存知でしょうか。
それは、千島海溝沿いで起きると想定されている超巨大地震とその津波被害です。
道東沖で深く沈み込む千島海溝。2つのプレートが激しくぶつかり合いひずみが蓄積。
東日本大震災クラスの超巨大地震が切迫している可能性が高いと言われています。
(中略)
地層に残された過去の津波の痕跡を調べることで、今後発生する超巨大地震がどういう津波を起こすのか、割り出そうとしています。
(中略)
北海道大学 西村裕一准教授:「3000年ぐらい前から300年ぐらい前までの間に、少なくとも3回は津波が来ているかなと」
「ポン、ポン、ポンと来て、今度はこっちの上に砂の層が来ないと歴史としてはおかしい。この間隔だと次はそろそろかなと見える」
昨年12月に政府の地震本部が、「超巨大地震の発生が切迫している可能性が高い」と発表しています。
その直後くらいから、巨大地震の予想震源域やその周辺で中規模~M5以上の強い地震が多発し始め、数ヶ月間続きました。
現在は一時期に比べると落ち着いていますが、地層から割り出した巨大地震の周期でも「そろそろ」という結論が出たということは、本当に事態は切迫しているものと思われます。
11月5日には、予想震源域からすぐ近くの国後島近海でM6.2の大きな地震が発生しており、その後も地震が続いています。
国後島付近では年に3~4回ほどの地震は発生しますが、10月26日のM5.4の地震を皮切りにM6.2の地震も含め、わずか3週間ほどの間に9回もの地震が発生しています。
最近は、大地震の前兆である「スロースリップ(ゆっくり滑り)現象」が発生中の南海トラフの方ばかりに目がいきがちですが、北海道沖も最大限の警戒を持って注視していかなければいけないエリアということに間違いありません。
特に北海道東部、青森県、岩手県の沿岸地域にお住まいの方は、津波発生時に1秒でも早く速やかに避難できるように、避難経路の確認はしっかりとやっておいて頂きたいと思います。
政府の地震調査研究推進本部が発表(2017年12月19日)
北海道沖の千島海溝沿いで、今後30年以内にマグニチュード(M)8・8以上の「超巨大地震」が発生する確率は最大40%とする見解を、政府の地震調査研究推進本部が19日、発表した。
東日本大震災に匹敵する規模の地震が「切迫している可能性が高い」として対策を呼びかけている。
地震本部が千島海溝沿いの地震について予測を見直すのは13年ぶり。最新の研究を踏まえ、東日本大震災(M9・0)級の地震の確率について今回初めて検討した。
その結果、十勝沖から択捉島沖までを震源域とするM8・8程度以上の地震が起きる確率は7~40%だった。
同規模の地震は平均340~380年ごとに発生し、直近では約400年前に起きたと考えられるという。地震本部は「平均的な間隔の『満期』を超えており、発生が切迫している可能性が高い」としている。
非常に気がかりなニュースが入ってきました。北海道根室沖の巨大地震に至っては実に70%もの確率で発生するという予測がされているようです。
震源予測域で津波が発生すれば、北海道南東の沿岸部はもちろんのこと、青森県や岩手県の沿岸部にも津波が襲来するものと思われます。
また、巨大地震の周期がすでに満期を超えているとのことで、いつ巨大地震が発生してもおかしくはない状況と言えそうです。
ここ最近の日本全国の地震活動から予測すると、東北沖が今一番切迫しているというのがボクの見立てですが、今回の発表、地震についての予知予言も考えると、東北~北海道にお住まいの方はいつにも増して防災意識を高めておかなければいけないのだと思います。
今一度、「非常食の備蓄」や「非常持出袋の用意」「家具の固定」などを確認しておいてください。
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