【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動～「数値が急落しているのでM6前後の地震はあるかなと思われます」～(3月26日)[No.0478]

大気中のラドン濃度の変動と地震の関係

「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。

地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。

阪神淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。

必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。

「数値が急落しているのでM6前後の地震はあるかなと思われます」(3月26日)

前回のご投稿(22日)で、ラドン数値に急激な上昇が見られるということで、地震の発生が近いのではないかとコメントさせていただきましたが、その翌日(23日)に台湾付近でM6.6 震度6弱の大地震が発生しました。

[画像:気象庁より]

ただ、震源地がラドン観測地点からかなり離れていることや、あれから4日しか経過しておらず、今回はラドンが急落しているということで急激な変動が続いていますので、joyallzeqさんが予測なさっている規模(M6前後)よりも強い地震がこれから発生してしまうのではないかと予測しています。

場所については、やはり東北沖ではないかと思います。地震活動が異常な状態ですし、これまでにラドンの変動に対応していると思われる地震はほぼ東北沖で発生しています。

そして、これから掲載しますが、本日もTEC(Total Electron Content=電離層の全電子数)に強い異常が現れています。

引き続き、日本全国どこにいても防災意識を最大レベルに高めて、大地震の発生に備えておいてください。

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