【命の旅立ち】催眠療法~「この様な気持ちで見送れた事に感謝しています」~(9月26日)
2021/10/13
催眠療法
投稿者:めぐみさん
投稿日:9月17日(金)
お恥ずかしいですが、私が父に反発するようになってから早40年は経ちます。好きだった記憶は無いです。
その父が大腸癌の手術になり、親戚が集まった日でさえ近所にいる我が家は呼ばれていませんでした。
入院の責任者は妹夫婦。母も私の話などには耳を傾けません。癌が他の臓器にも転移していましたが、皆がまだ大丈夫と思っていた時、私だけ焦っていました。きっと長く無いと思いました。
もう仲直りは出来ない。話すら出来ないかもしれないと思い、悔やみました。
父は嫌いでしたが、このまま逝かせたくはなかった。
たまたま保険会社のイベントで話を聞いてから気になっていた催眠療法の先生を思い出し、連絡をとってみました。もう時間がない事と、せめて父へのわだかまりの原因を知りたい事を告げました。
何故こんなにこじれたのか、自分自身わからなかったのです。催眠療法は初めてでしたが、怖くはなかったです。仲直りは出来なくても、心からの声を父に届けたかった。
催眠中、目を閉じています。
昔の記憶が甦ってきました。
もう無くなった家の中、家族の会話。
涙が出てきます。
見える事を話しながら過去に帰っていきますが、途中から父の顔が私を見ていました。目が合うのです。父の当時の状況が今なら理解できます。仕方なかったのです。
後日、病室に行くといつもは目も合わせてくれなかった父が驚いたような顔で私をじっと見たまま今後の話を始めました。許してくれたのだと思います。
この間、3ヶ月も無かったと思います。全ては不思議な体験でした。
半分は催眠状態の私が見た夢かもしれないですが、この様な気持ちで見送れた事に感謝しています。
人生は人それぞれであるように、家族との関係も人それぞれ色々ありますが、最後にお父様と分かり合えたことはとても大きな意味がある不思議な出来事だったのではないでしょうか。
催眠療法を試されたようですが、それはめぐみさんだけでなく、お父様(の心)にも何らかの影響を及ぼして、お互いが歩み寄れたのかも知れませんネ~
きっと今は、お父様がめぐみさんを優しくそばで見守っていてくれると思います。
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