【命の旅立ち】初盆を迎えたときのお話~「死者は蝶々に魂を乗せてくる」~(9月14日)
初盆を迎えたときのお話
投稿者:やぎまりんさん
投稿日:9月6日(月)
数年前、主人の父が亡くなって初盆を迎えたときのお話です。
もう身寄りが皆高齢で、遠方に住んでいるという事もあって、お寺が執り行う合同法要には、私たち夫婦だけで参加することにしました。
お寺から200メートルほど離れたパーキングに車を止め、そこからお寺まで歩いて行こうとすると、蝶々がヒラヒラと私の足元に絡みついてきました。
びっくりして転びそうになりながら歩くと、蝶々は私の前を付かず離れずヒラヒラしています。
その時、私は思わず「お義父さんだ」と叫びました。すると主人が「え!?・・・・あー、そうか、父さんは君の事が大好きだったからな」と。その後、私たちの前を飛びながら「こっちだよ」と言うように、道を曲がってお寺まで誘導してくれました。
私たちがお寺に入ってからもずっと庭の木の周りを飛び続け、中にいる私たちを見ているようでした。
昔から、『死者は蝶々に魂を乗せてくる』と言いますが、本当だったんだと感じた出来事でした。
ちなみに、私の父が亡くなって初盆を迎えたときは、お墓でお参りをしていると足元に青虫(多分蝶々の幼虫だと思います)が来て私の靴をよじ登って来たので「父さん、蝶々じゃなく、青虫で現れたの?分かりにくいわよ~」と言って家族みんなで笑ってほっこりしました。
不思議と初盆以降はそういう経験が無いのですが、亡くなって間もないから魂も近くにいた、という事なんでしょうか?
心が温かくなった出来事でした。
日本だけではなく世界中で「蝶は魂の象徴」として受け止められていて、「生と死の象徴」や「先祖の霊」というのもあるようです。
また、臨死体験において、お花畑が広がっている光景を見る方が多いことは知られていますが、そこに蝶が現れることも多いようです。
200メートル近くも蝶と一緒に移動するということは、日常で起こることはまずありませんから、きっとお義父様の魂が蝶に乗り移って、道案内をなさっていたのだと思います。
初盆以降は不思議なことは起きていないようですが、きっと形を変えて、やぎまりんさんを見守っていてくれているのだと思います。
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