【怪談祭り2021】みなさんからの投稿~百鬼夜行~「一緒に遊ぼうよ」~(8月6日)[No.028]
百鬼夜行
投稿者:エムさん
投稿日:8月1日(日)
私が幼少期の頃の話しです。3、4歳の頃だったかと思います。
その時、私は家族とアパートに住んでいて、そのアパートは道路から一本道(私道?)を入り2〜3軒奥にありました。
その隣は突き当たりで、一軒家があり、年配のご夫婦が住んでいました。道路からその一軒家の門までは、砂利と石畳で一本道になっていました。
ある日の夜中、私は母とその一本道に隣接する部屋で寝ていたのですが、外から賑やかな声がした様な気がして、寝ている母を起こさない様にそっと窓から覗いてみました。
そこには、ゲゲゲの鬼太郎に出てきそうな妖怪達が一本道にずらっと並んで行進していました。お隣の門の先へと向っているようでした。
なぜか私には怖いという感覚はなく、「わぁ~…」と、ただ呆然と眺めていたような気がします。
そんな時、一人?の妖怪と目が合い「一緒に遊ぼうよ」と誘われました。
「え!」と少しビックリして、「お母さんに聞いてみないと!」と答え、寝ている母に「一緒に遊ぼうと誘われた!遊んできてもいい?」と揺すり起こしましたが、「何バカなこと言ってるの!早く寝なさい!」と叱られて、その後の記憶がありません。
今思うと、あれは百鬼夜行だったのかなぁ、、そんなこんなで、何かの縁なのか、鬼太郎に縁のある土地に嫁いできました(笑)が、百鬼夜行を見たのはその時限りです。
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[この怪談は…ここまで……です…]