【地震の前兆現象】みなさんからの投稿~京都にも気になる地震雲が出現~5日前にお隣の三重県でも同タイプの地震雲が出現~(12月1日更新)[No.0080]
2020/12/01
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
京都にも気になる地震雲が出現(11月30日)
投稿者 :とろさん
日 時 :2020年11月30日8時
場 所 :京都市 右京区
コメント:今日の午前8時頃、断層雲のような雲を見ました。写真を貼ります。
京都市右京区から南方面です。
※現在、地震雲の写真の鑑定はお休みさせて頂いていますが、送って頂いた写真は拝見し、気になる地震雲については掲載をさせて頂きます。
これは「断層形(だんそうがた)地震雲」だと思われます。
このタイプは、低気圧が発達して上昇気流が生じてできる大規模な雨雲と似ているので、地震雲かどうかを見極めるために天気予報をチェックする必要があるのですが、天気予報を確認したところ、京都の天気は今日も明日以降も晴れ時々曇りとなっていました。
となると、これは雨雲ではなく「断層形(だんそうがた)地震雲」だと思われます。
ちなみに、写真左上に出ている雲は、通常の気象の雲です。
そして、地震雲をよーーーく見てみると、波紋のような模様も確認できます。もしかしたらこれは、「波紋形(はもんがた)地震雲」と「断層形(だんそうがた)地震雲」が合わさったものなのかも知れません。
さらに気になる点としては、5日前の25日にも京都のお隣、三重県北部でも同タイプの地震雲が出現していました。
京都市から南方向に出現していたということは、三重県方向ということになります。
また、このタイプの地震雲は、2005年に発生した「釧路沖地震(M6.4)」、2016年に発生した「鳥取地震(M6.6)」の時にも出現していました。
ですので、近いうちに京都~三重付近を震源とする内陸型地震が発生するかも知れません。
近畿・関西エリアにお住まいの方は、念のため、12月中旬くらいまではいつも以上に防災意識を高めておいて頂きたいと思います。
大阪からも見えていた(12月1日) NEW!
投稿者 :ゆーかさん
日 時 :2020年11月30日7時
場 所 :大阪府 枚方市
コメント:とろさんと同じとは思いますが、枚方市から見て南方面でした。
明るくなる頃から見えてましたがなんとなく不気味なので写メってしまいました。
これは間違いなく、とろさんが撮影した地震雲と同じ雲だと思われます。
この写真でも波紋のような模様が確認できますので、やはりこれは「断層形(だんそうがた)地震雲」と「波紋形(はもんがた)地震雲」が合わさった地震雲のように見えます。
投稿者:音叉おやぢさん
投稿日:11月30日
こんばんわ、レオさん!ぴぴりさん投稿の地震雲は私もみましたよ!今日のとろさんの投稿もみて、少し感じた事があります。
三重県の地震雲の下に見える山は鈴鹿山脈です。山脈の右端は藤原岳といって、山のすそ野の東側は岐阜県の関ヶ原のあたりです。
鈴鹿山脈上空に雲があるという事は琵琶湖に沿うようにして雲があったように思います。今日のとろさんの写真は京都市の南側とのことですが、京都は私やぴぴりさんの住むあたりの真西になりますので、どちらかというと奈良県のほうに雲が掛かっていたことになります。
ここでふと気づいたのは、昨日あるサイトでみた「神戸ー新潟歪集中線」として囲われた地域と重複しています。wikiの地図が一番イメージ近いかな?大阪から福井県南部にかけての地域と重複しているように見えてしまいます。
防災意識を改めて注意することは重要ですが、ちょっと気味が悪いので厄落としで投稿しますね。
そうそう、鈴鹿山脈にある御在所岳のふもとには「アクアイグニス」というリゾート施設があります。ご参考まで。何事も起こらず平穏なお正月が迎えられますように。
おっしゃっているように、今回、三重や京都~大阪に出現した地震雲は「新潟―神戸ひずみ集中帯」と関係があるのかも知れません。
1995年に発生した阪神淡路大震災(M7.3)や2018年に発生した大阪北部地震(M6.1)も「新潟―神戸ひずみ集中帯」内で起きており、新潟方面の地震では2004年に新潟県中越地震(M6.8)が発生しています。
今回出現した地震雲が大地震の前兆でないことを願うばかりです。
引き続き、全国各地の前兆現象に注目していきます。
[このページはここまで ですっ!]