【怪談祭り2020】みなさんからの投稿~霊感の強い先輩から聞いた話~(8月2日)[No.005]
霊感の強い先輩から聞いた話
投稿者:海さん
投稿日:8月1日(土)
これは昔の勤務先で、霊感の強いU先輩から聞いたお話です。
それはU先輩が友達の家に2泊した時のこと。
友達の部屋でおしゃべりしながら眠りについた時、金縛りにあったそうです。
ご友人は普通に寝ていて、こちらの異変に気づいていなかったため、起こすのも可哀想だと思い、U先輩はやり過ごすことに決めました。
金縛りは既に何度か経験があったため、あまり恐怖は感じなかったそうです。
暗い雰囲気を漂わせた中年男性が、何かを訴えるように寂しそうな感じでじっと見つめてきたそうですが、翌朝、U先輩は友人に気を遣わせてはいけないと思い、そのことを話すのはやめました。
ですが、翌晩も同じ男性が出てきて金縛りにあい、さすがにこれは普通ではないと感じたU先輩は、友人に2晩続けて金縛りにあったことを話し、親族の写真を見せて欲しいと頼んだそうです。
「恐らくあなた(友人)の亡くなった親族が、何か訴えたいことがあって現れたのに、家族の中に見えるものがいなかったから、私の前に現れたのだと思う」と説明した時は、とても怪訝な顔をされたけれど、一応アルバムを持ってきてくれたそうです。
アルバムをめくるうち、自分を金縛りにかけた男性の写真が見つかり「この人だ!」と指を指した時、ご友人が驚愕のあまり目を見開き、慌てて家族を呼びに行きました。
その方はU先輩の推察通り親族の方だったのですが、1年前に自ら命を絶たれ、金縛りになった日がその方の命日だったそうです。
[この怪談は…ここまで……です…]