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【不思議体験記】みなさんからの投稿~「死期や自らが短命であることを感じとれる人はいるんだ」~(7月24日)[No.0213]
「死期や自らが短命であることを感じとれる人はいるんだ」
投稿者:時番人さん
投稿日:7月18日(土)
死の予感の投稿を見て、私の体験談を紹介したくなりました。私は障害系の福祉職員です。個人情報は守らないといけないので、内容を一部改ざんしてかきます。
昔働いてたところで、ある三十代の女性利用者がおりました。
朝から晩まで天気が気になる方で、翌日カンカン照り予報だと「明日は休みます」と宣言して、心配を取り払うことで、結局施設に来られる特徴がありました。
天気が気になるので散歩のプログラムもいつも参加されませんでした。そういった過度の心配をしてしまう障害だけで、他は健康な方でした。
お気に入りの歌手がおり、尾崎豊と村下孝蔵、ZARDが好きでした。
この三人のコンサートに行ってみたいとよく言ってましたが三人とも若くして亡くなっており、行けないと残念がっていました。
ある日、毎日のプログラム中に「もう私、二度とこれに参加できない気がする。なんか頭がまともになってきてる。」と騒ぎ出しました。
「考えすぎですよ。」と言いつつ、プログラム中にパニック気味にそうおっしゃったのは初めてで戸惑いました。
その日の午後、散歩のプログラム。
いつものように彼女をおいて私は他の利用者と出発しました。ところが15分ぐらいしたところで、後ろから彼女が追っかけてくるのが見えました。
初めての散歩参加で驚きました。「なんか参加しなあかんと思って」午前中「なんかまともになってきた」という言葉もあったし、その日は一度も天気の話をしなかったことから、突然障害が治ってきた?と、驚きました。
その後もいつもと違いとても穏やかに過ごされ、施設のサービス時間を終えると彼女は帰って行きました。
しかし翌日も翌日も無断欠席。そんなことは初めてでした。
お一人暮らしでしたので、親戚に連絡して自宅に行ってもらうと安らかに亡くなっておられたそうです。原因不明の心臓発作による死でした。
これをきっかけに、「死期や自らが短命であることを感じとれる人はいるんだ」ということ、「精神病は何かの機能低下か損傷であること。死期が近づくと身体の機能が改善することがあるんだ」と強く印象に残りました。
ちなみに、うちの父は「もうそろそろ死ぬと思うねん」と言いつつ20年以上経ってるので、人生から早く卒業したい願望で言う人とは分けて考えなければとも思ってます。
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