【地震の前兆現象】みなさんからの投稿~北海道上空に気になる地震雲が出現~「広範囲だった」~(7月13日)[No.0075]
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
北海道上空に気になる地震雲が出現(7月13日)
投稿者 :三日月さん
日 時 :2020年7月9日19時
場 所 :北海道 苫小牧市
コメント:西の空に出ていました。広範囲だったので左右を二枚にして撮りました。これは放射状地震雲でしょうか?
※現在、地震雲の写真の鑑定はお休みさせて頂いていますが、送って頂いた写真は拝見し、気になる地震雲については掲載をさせて頂きます。
輪郭がはっきりしていない線状の雲がいくつも一方向から、放射状に広がっていることが確認できます。
これはコメントされているように、これは「放射状形(ほうしゃじょうがた)地震雲」のように見えます。
このタイプは、大地震の前に出現していたという情報はないのですが、かなり巨大な地震雲であることや、こちらのページ 【地震予知】「TECのグラフ」による地震発生予測~再び異常が出現「前回はM5.5の強い地震が発生」~(7月13日更新) に掲載しているように、TECのグラフにおいて、北海道の広範囲に異常が現われているので、今回の地震雲は気になります。
地震が起こるとしても、被害が出てしまうような大規模な地震でないように願うばかりです。
引き続き、全国各地の前兆現象に注目していきます。
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