【不思議体験記】みなさんからの投稿~小学生の頃の不思議体験「通学路での出来事」~(3月23日)[No.0165]
通学路での出来事
投稿者:Mさん
投稿日:3月22日(日)
今日は小学生の頃の不思議体験をまた投稿させていただきます。
私が子供の頃に住んでた町は、大きな国道○号をはさんで北から南にかけて1丁目〜7丁目になっていて、小学校は国道沿いの4丁目付近にあったのですが、私の家からだと学校まで子供の足で歩くにのにはちょっと距離があって遠い感じでした。
なので国道沿いの歩道を毎日30分くらいかけて歩いて登下校しなければならず、その当時は一番暑い日であっても30℃程度で(絵日記をつけていたので覚えてました)、8月の一番暑い日のお昼頃でさえも気温が30℃以上まで上昇するのは稀だったのですが、それでも夏休み前の終業式の日に大量の荷物をかかえて30分も歩いて帰るとヘトヘトだったので、40℃近い猛暑日が当たり前になってしまった今だったら登下校中に救急搬送されてたかも知れませんね…。
最近、アキラが予言書だって都市伝説みたく話題になってますが、私のような昭和生まれからすると、楳図かずおの漂流教室(※地球温暖化なんて言葉の無い時代にすでに温暖化をはじめとする数々の災害の予兆を捉えてた?)とか、銀河鉄道999(※機械人間とか機械の体=AIを予言?)なんかあたりも予言書の部類に入りそうですが…。
さて、話がそれてしまってましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。
その国道ですが、歩道が子供達の通学路にもなっていたにもかかわらずガードレールがない箇所もけっこうありました。
しかも、トラックやダンプも含め高速道路でもないのにけっこうスピードを出して走っているのが普通で、飲酒運転も今ほどは罰則が厳しくなかったような気がしますから、中には捕まらなきゃ良いとばかりに白昼堂々ビール片手に平気で飲酒運転のドライバーも何回か見た事があります。
片手でタバコを吸いながら運転して窓からポイ捨てとか、飲み物の缶のポイ捨てなんてのも当時はよくある普通の光景で(まだペットボトルはありませんでした)、ドライバー同士で窓を開けて怒鳴り合ったり、あおり運転なんかも今とは比較にならないくらいあったと思います。
そんなんですから、いつ大きな交通事故が起きても、おかしくありませんよね。
ある朝なんかは、私が歩いてたのと反対側の車線を猛スピードで走ってきた車がドーンッとものすごい音とともにてんとう虫みたいにひっくり返ってしまい、中の人がどうなってるかはよく見えませんでしたがガラスに血が流れていたのは見えました。
ただ、その後に花や線香が供えられてなかったんで亡くなってはなかったんだろうなと思ったのを覚えてます。
今思うと通学路を歩いていた私も含め小学生を巻き込んでの大事故になっていてもおかしくはありませんから、今さらながら恐ろしいです。
不思議な出来事はそんな通学路での通学中に起こりました。まず1つ目の話ですが、私が放課後、その国道沿いの通学路をいつものように家に向かって歩いているときに、後ろから小走りで来た友達が「バイバイ!」と追い越して行こうとしました。
私も「バイバイ!」と言ったのですが、なぜか、その直後、何でそうしたのか自分でも全くわからないのですが、追い越して行こうとした友達のランドセルを両手でがっちり掴んで、無理矢理その場にとどまらせてしまったのです。
友達はビックリして「何すんの!離してよ!やめてよ!」とか言って、嫌がって必死にもがいてましたが、なぜか絶対に離しちゃいけない気がして、押さえ続けていました。
すると、突然後ろから猛スピードで走って来た車が歩道を乗り上げて目の前の電柱に突っ込んだのです。わずかな時間の出来事でした。
もし私が押さえつけてなければ、友達は間違いなく即死してたと思いますし、近くにいた私も巻き込まれてたかも知れません。
不思議なのは、私は別に後ろから猛スピードを出した車が走って来たから危ないと思ってそうした訳じゃありません。
仮にもし後ろから猛スピードを出した車が走って来たとしても、歩道に乗り上げてきて大事故を起こすかもなんていう予測は、走ってきた車が明らかにおかしな動きをしてたとかじゃなければ、大人にだって予測は難しいと思います。
なので、何でそうしたのかは本当にわかりませんし、あとから思うとますます奇妙なのは低学年の子供に同じくらいの子供をそこまでしっかり押さえつけておけるだけの力があるかなって点です。
普通であれば、すぐ振り払われてしまいそうですが、相手の子がしまいには半ベソになってしまうほどでしたから、たぶん大人並み(?)の強い力で押さえつけてたんだと思います。
そのあとについてはあまりハッキリとは覚えてませんが、私と友達は何が起こったの?というようにその場にぼーぜんと立ち尽くしていたように思います。
そして、しばらくしてワラワラ駆けつけてきた大人の人達に気をつけて帰るように言われて、お互いに無言でそそくさと立ち去った気がします。
その事故もどうやら幸い死亡事故にはならなかったようですが、一歩間違えば(私がいなかったら?)、小学生を巻き込んだ悲惨な事故になってしまってたはずですから、まさに間一髪の出来事でした。
予知能力の一種だったのか、それとも、その子の守護霊様みたいのが危険を察知して咄嗟に私に乗り移って私の体を使って引きとめて守ったのか、その辺は今でも謎です…。
そして、もう1つ、こちらはちょっと不気味な話になります。
先ほどのエピソードより少し大きくなって、たしか4年生か5年生くらいの時でしたが、やはり国道沿いの通学路での帰り道での事です。
先ほどのエピソードの事故現場より500mほど手前のあたりでの出来事でした。
歩いていたら、突然ピイィィーン…と耳鳴りがして、次の瞬間、白黒の空間というか、まるでテレビの砂の嵐の中に立ってるような奇妙な感覚に襲われました。
そして、その空間に黒いリボンがかかってるように見える黒い枠みたいのが3つ浮かんで見えて真ん中付近には男か女か誰かはわかりませんが、人の顔らしいのも白くボンヤリとでしたが何となく見えました。そうです、遺影です。
「死んだ人の写真のやつ…?」、砂の嵐の中にいたのは耳鳴りのあと、ほんの一瞬でしたが、顔は誰だかわからないけど遺影らしきモノが3つも浮かんだので、「もしかしたら親戚に何かあった…?」と慌てて家に戻り、母に「親戚に何かなかった?」みたく聞くと、「…は?、何で?」みたいな反応だったので、「ううん、別に何でもない!」と、それ以上は何も言わないでおきました。
というのも、母も不思議な体験をけっこうしてるくせに、私がそういう話をするのを良く思わないようなところがあったので、言ったら怒られるかもと思って黙ってる事にしました。
結局、特に何も起こらず、何だったんだろうなとは思いましたが、あまり気にしない事にして、翌朝いつも通り学校に行くと、教室では通学路で起きた昨夜の大事故の噂で持ちきりでした。
通学路沿いに1軒だけポツンと大人の人がお酒屋を飲むお店(今思うとスナック?)があったのですが、被害者の方はそこにお客で来てたカップルだったそうですが、お店を出た直後に事故に遭い2人とも亡くなってしまったそうです。
聞いた話によると、かなり凄惨な事故でカップルが入っていた飲食店のすぐ近くの店のショーウインドウのガラス全面が飛び散った血で真っ赤に染まってしまったらしく、その後、詳しい事情はよく知りませんが、風評被害みたいので近所の人が気味悪がって寄り付かなくなってしまったらしくて、2軒の店は間もなく閉店してしまいました…。
怖い事に例の耳鳴りが起きたのはその事故現場のすぐ手前付近だったのです。
でも亡くなったのは2人で、見えた遺影らしきモノは3つなんだから、別に関係ないのかな…とも思いましたが、友達に「ねぇその事故で死んじゃったの3人じゃないの?本当に2人?3人の間違いじゃない?」などと聞いてたら、そこに担任の先生が入ってきました。
私達の会話が聞こえてたらしく、「夕べは少し先のO市でも事故があったらしいぞ。そっちも即死だったそうだ。」と言われ、それを聞いてゾッとしました。
その国道は隣のO市まで伸びてて、事故のあった通学路をそのまま少し先にいったO市の辺りでも違う事故でもう1人亡くなっていたのです。これで遺影が3つになりました。
顔がハッキリしなかったのは、恐らく亡くなった方が3人とも知らない人だったからなんじゃないかなと思います。
帰り道、朝は反対側を通っていて気づかなかったけど、帰りに事故現場付近にお花やらが供えてあって、血痕らしき染みも道路にまだあるようなのが見えたため、怖くなって裏道を通って帰りました。
その後もずっと裏道か反対側を通って帰って、大人になって町を離れるまで2度と通る事はありませんでした。
今でも忘れられない不思議体験の1つです。
[このページはここまで ですっ!]