[海外ニュース]ハワイ島で大地震(M6.9)&キラウエア火山が噴火 非常事態宣言が発令(6月14日更新)
2018/06/14
現在、日本では地震と火山活動が非常に活発化していますが、旅行先に大人気のハワイ諸島でもM6.9の大地震とキラウエア火山の噴火が発生し、非常事態宣言が発令されています。
目次
複数の亀裂から高さ50mのマグマが噴出 M5.4の地震も(6月14日) NEW!
噴火から41日目を迎えたキラウエア火山で、13日午前に山頂が噴火し、東斜面の複数の亀裂から高さ50メートルまで溶岩が噴出した。
当局は、山頂の水蒸気爆発により、付近のコミュニティで降灰が見られる公算が大きいとしている。
米地質調査所(USGS)は、13日ツイッターに、「山頂の噴火でマグニチュード5.4の地震が発生した」と投稿した。
5月3日に噴火が始まって以来、マグマの移動に伴う小規模な地震は数百回に及んでいる。
ハワイ島・キラウエア火山の噴火が勢いを増しています。
亀裂は現在のところ、22ヶ所確認されているとのことで、そこからマグマの噴出が止まらないということは、地下では常に新たなマグマが供給されているということになります。
亀裂がこのまま増えていくと、地下から上昇してくるマグマの圧力によって山体崩壊を起こす可能性も考えられそうです。
また、インドネシア・バリ島のアグン山でも噴火が始まったという情報があり、南米コロンビアのガレラス山では火山性地震(M4.9)が発生し、噴火が始まる前兆だと伝えられています。
甚大な被害が出ているグアテマラのフエゴ山の噴火、日本では250年ぶりに硫黄山が噴火するなど、世界中で火山活動が異常なほどに活発化しています。
火山の噴火と地震の発生には密接な関係があるので、これから世界各地で大地震が発生するのかも知れません。
地球の自転速度が遅くなっていることや、近年地磁気が急激に弱まっていることなども、火山活動や地震の発生と関係があるという説があります。
色んな要素が複雑に絡み合って、ボクたちを取り巻く環境は日々変化しているのではないでしょうか。
司馬 遼太郎さんの名言の一つに「人間は、自然によって生かされてきた。古代でも中世でも自然こそ神々であるとした。このことは、少しも誤っていないのである」という名言がありますが、本当にその通りだと共感します。
ボクたち人間や全ての生物は「生きているのではなく、生かされている」ということ忘れずに、自然に感謝して暮らしていくべきなんだなぁと改めて思いましたっ!
[6月14日の更新はここまで ですっ!]
前代未聞の現象が発生(6月7日)
キラウエア火山の噴火が続く米ハワイ州ハワイ島で、溶岩が同州最大の淡水湖に流れ込み、数時間以内に湖水が蒸発したことが7日までに分かった。
同島カポホにあるグリーンレイクで最初に蒸気の煙が現れたのは2日午前10時ごろ。しかし午後3時には、ハワイ郡消防当局から米地質調査所(USGS)に、湖は溶岩で埋め尽くされ、湖水はもう存在しないとの確認があった。
CNN系列局によると、グリーンレイクは遊泳スポットとして人気で、水深は一時61メートルほどに達していた。
地元の大学で地理学を教えるドリュ-・カップ氏は系列局の取材に、「信じられなかった」「このような出来事は以前に聞いたことがない」と話している。
(中略)
ハワイ島では5日にも、潮だまりで名高いカポホ湾が溶岩で埋め尽くされた。
今月4日には、グアテマラのフエゴ山で大噴火が始まり、火砕流や火山灰などによって多数の犠牲者が発生していますが、ハワイ島のキラウエア火山噴火もさらに勢いが増しているようです。
巨大な湖がたったの数時間で蒸発するということは、想像できないほどの大量のマグマが供給されているということでもあるので、ハワイ島で続いている大噴火がいかに凄まじいかが分かる現象です。
日本で例えるなら富士山が噴火をして、流れ出たマグマで富士五湖が数時間で消えるという感じでしょうか…信じられない現象です…。
周辺住民の方が早めに避難を開始したこともあって、犠牲者がでていないことは幸いですが、勢いを増す噴火活動が一向に終息する気配がないので、地元の方の心労は計り知れないものがあると思います。
火山大国の日本も、ハワイやグアテマラのような非常事態がいつ訪れてもおかしくはないので、本当に他人事ではありません。
一刻も早く噴火が鎮まり、平穏な日常が戻ることを願うばかりです。
専門家「富士山も要注意」(5月28日)
溶岩が流れ出す激しい噴火が続く米ハワイ州ハワイ島のキラウエア火山。
地下深くからマグマが上昇する「ホットスポット」という特殊な場所にあり、世界で最も活動的な火山の一つだ。
(中略)
日本の火山噴火はホットスポットではなく、プレートが沈み込む場所で生じたマグマによって起きる。ハワイと比べ粘り気があり、爆発的な噴火が起きやすい。
キラウエアと同じ玄武岩質の溶岩を出す火山もあるが、やや粘り気があり、水あめのようなイメージだ。
溶岩が流れやすい日本の代表的な火山は富士山で、9世紀後半の平安時代には割れ目噴火が起こり、大量の溶岩によって現在の青木ケ原樹海や富士五湖の一部が形成された
伊豆大島や三宅島なども同様で、1983年に起きた三宅島の噴火では溶岩が集落の一部をのみ込んだ。
溶岩流は降灰などと比べ発生頻度は低いが、壊滅的な被害を及ぼしかねない。
産業技術総合研究所の高田亮氏(火山学)は「富士山は300年以上も静かだが、今後噴火しないとは限らない。溶岩が流れ出る可能性にも注意する必要がある」と話す。
ニュース記事にも書いてありますが、富士山も含め、日本の火山噴火はプレートの地殻変動によって生じたマグマが原因です。
今は落ち着いていますが、霧島連山(新燃岳・硫黄山)の噴火はフィリピン海プレートの地殻変動によるものです。
プレートの地殻変動は地震も引き起こすので、ここ最近、フィリピン海プレート境界で多発している地震も霧島連山の噴火と同様に、プレートの地殻変動がいかに大きくなっているかを表しているように思えます。
そして、フィリピン海プレートの地殻変動は南海トラフ巨大地震と富士山の噴火も引き起こします。
専門家の方によると、日本の火山のマグマには粘り気があって爆発的な噴火が起きやすいとのことなので、もし富士山が噴火をしたら、現在キラウエア火山で続いている爆発的な噴火のような状態になり得るのかも知れません。
さくらさんの未来予知でも富士山が噴火している場面というのがあるし、みなさんからご投稿頂いている予知夢などでも富士山噴火と関係がありそうな内容もあります。
そして、フィリピン海プレート境界が騒がしくなっていることも考え合わせると「富士山の噴火にも要注意」となりそうです。
再び爆発的噴火が発生 発電所が爆発の恐れ(5月23日)
米ハワイ州ハワイ島で噴火を続けるキラウエア火山は22日午前、再び山頂で爆発的噴火を起こした。
流れ続ける溶岩は地熱発電所の敷地に達し、当局が爆発を防ぐための対応を急いでいる。
噴火が始まってから19日たった今も、地面の亀裂からは有毒ガスの二酸化硫黄が噴出し続け、のどや目に焼けるような痛みを訴える住民が続出。
山頂では爆発的噴火が断続的に続く。
当局はハワイ島南東部の住民に微粒子用マスクを配布し、有毒ガスや溶岩流の状況によっては直ちに避難できる準備を整えておくよう呼びかけた。
キラウエア火山の噴火が激しくなっています。
昨日には噴出した大量のマグマが海にまで達するなど、噴火活動がより一層勢いを増しています。
これまでは人的被害は発生していませんでしたが、噴石が地元の方の足を直撃し重症となっているとのことです。
発電所にマグマが到達すると爆発する恐れがあるとのことですが、地熱発電の場合は地熱で発生した蒸気でタービンを動かして発電するので、水蒸気爆発が起こる恐れがあるということだと思います。
東日本大震災で福島第一原発が爆発したのも水蒸気爆発でした。
ニュース記事では、状況次第で避難を開始するとのことですが、これだけ急激に噴火活動が激しくなっているのに何故早めに避難しないのか疑問に思います。
とにかく人的被害が最小限で済むことを願うばかりです。
引き続き、キラウエア火山の噴火を注視していきます。
ついにキラウエア火山が爆発的噴火(5月18日)
今月3日から噴火が始まったハワイ島のキラウエア火山が17日、爆発的噴火を起こしました。
AP通信などによりますと、現地17日の午前4時すぎ、ハワイ島キラウエア火山の山頂付近で爆発的噴火が発生し、高さおよそ9千メートルの噴煙が上がりました。
ハワイ州当局は、爆発で生じた噴石が広い範囲に飛散する恐れがあるとして、住民らに対し屋内に留まるよう呼びかけているということです。
人的被害は確認されていませんが、周辺住民およそ2000人はいまだ避難を余儀なくされています。
アメリカ地質調査所は9日、キラウエア火山について、「爆発的噴火が数週間以内に起きる可能性がある」と発表していました。
とうとうキラウエア火山で爆発的な噴火が始まってしまいました。
専門家の方が指摘していたよりも早期に爆発的噴火が始まりましたが、周辺地域に亀裂がすごいスピードで増えていたので、もっと早い段階で噴火が起こるのではないかという見方もあったようです。
噴煙が9000m(9km)もの高さに達すということは、九州南部で噴火している新燃岳や硫黄山の噴火を遥かに超えるスケールの噴火ということが分かります。
ニュース記事では噴石が降ってくる可能性があるから、周辺住民に屋内に居るようにと注意がうながされているようですが、大きな噴石が住宅を直撃した場合は家の中に居ても被害が及ぶことが考えられるので、噴石が届かないエリアまで避難する方が賢明だと思います。
避難している方は2000人以上に及び、先が見通せない状態で大変な思いをされていると思います。
遠く離れた地での噴火ですが、本当に他人事ではありません。
現在、新燃岳や硫黄山の噴火は落ち着いていますが、火山性地震が続いていたりと新たにマグマが供給されている兆候が見られているので安心はできません。
もし、富士山が噴火をすれば、長期にわたって都市機能がストップするなど甚大な被害が予測されています。
今回のキラウエア火山の噴火は、未来の日本の姿とも言えるのかも知れません。
一刻も早く噴火が落ち着いて、再び平和な日常が戻ることを願っています。
キラウエア火山で新たに複数の亀裂が発生(5月15日)
ハワイ島のキラウエア火山では、噴火から10日以上経過した現在も、活発な火山活動が続いています。
複数の新たな地面の亀裂が確認されており、これまでにおよそ20か所で亀裂が見つかっています。
アメリカ地質調査所は9日、「爆発的噴火が数週間以内に起きる可能性がある」と発表していて、今後も引き続き警戒を呼びかけています。
5月9日の時点では14箇所の亀裂が発生していたので、新たに6箇所の亀裂が増えたということになります。
終息するどころか、ますます噴火活動が激しくなっているようです。
噴火が止まらずに亀裂からもマグマが噴出しているということは、どこからかマグマが供給され続けているということになります。
ハワイ諸島は太平洋プレート上にありますが、日本の東北沖~北海道沖の地震と原因となっている太平洋プレートの地殻変動が、キラウエア火山の噴火と関係している可能性も考えられそうです。
ニュージーランドで大地震が起こると、数ヶ月以内に日本でも大地震が起こるという「ニュージーランドの法則」があるように、キラウエア火山の噴火は日本列島が世界各地とつながっているということを再認識する出来事の一つのようにも思えます。
数週間のうちに爆発的な噴火が起きる可能性(5月10日)
米地質調査所(USGS)とハワイ火山観測所は9日、ハワイ島のキラウエア火山について、今後数週間のうちに爆発的な噴火が起きる可能性があると発表した。
有害なスモッグや酸性雨が発生する恐れもあるとして、警戒を呼びかけている。
USGSなどによると、火口内の溶岩湖が沈下を続けており、地下水と接触すれば、蒸気爆発が起きる可能性がある。
蒸気爆発が起きれば、重さ数トンもある岩石や小石が大量に吹き飛び、酸性の雲が上空に広がって、広い範囲に酸性雨をもたらす恐れがある。
(中略)
溶岩だけでなく、火山活動でできた亀裂や地震による危険も続く。8日には、約1700人の住民が避難したレイラニ・エステーツ地区で、13番目と14番目の亀裂ができた。
キラウエア火山の噴火から5日が経過しましたが、現在は周辺地域に亀裂がどんどん増えており、そこからマグマが噴出しているという状況のようです。
また、火山性の地震も止むことなく続いているとのことですが、数週間のうちに爆発的な大噴火が発生するかも知れないとのことで非常に心配です。
日本は地震大国ですが、同時に火山大国でもあり、今回のキラウエア火山のように噴火を起こす可能性のある火山は多数あります。
現在、九州南部にある霧島連山の噴火は落ち着いていますが、さくらさんの未来予知に出てきた「富士山の噴火」などもあるので、地震への備えだけでなく、活火山周辺にお住まいの方は噴火への防災対応も考えておく必要があると思います。
避難人数が2000人に 噴火が長期化の恐れも(5月7日)
アメリカ・ハワイ島のキラウエア火山の噴火活動は、治まっておらず、住民およそ2,000人が避難をしている。
火山からの溶岩は、住宅エリアに迫っていて、ロイター通信によると、これまでに住宅26棟が全壊したという。
およそ2,000人が避難をしているが、現地では、噴火による亀裂が新たに2つ確認され、あわせて9つとなるなど、住民の間には不安が広がっている。
(中略)
ハワイ火山観測所は、「噴火活動は今後、数週間から数カ月続くおそれがある」として、警戒を呼びかけているが、被害を受けているエリアは、観光地からは遠く、航空便の運航にも影響は出ていないという。
とても恐ろしい光景です。噴火によって流れ出た溶岩がゆっくりと住宅街を飲み込んでいます。
噴火当初は1700人に避難命令が出ていましたが、現在は2000人が避難をしているということです。
また、周辺地域に亀裂が発生しているとのことですが、その亀裂からもマグマが噴出しているということで、今後被害の拡大が懸念されます。
現在、日本でも新燃岳や硫黄山で噴火が発生していますが、今回のキラウエア火山のように大規模な噴火に発展してしまうと、同じように周辺地域の方の避難が余儀なくされます。
今月に入り、新燃岳の近くでは火山性地震が急増しているので、今後大規模な噴火が起きてしまう可能性は否定できません。
いつ避難命令が出るのかは分からないので、前以って準備はしておいた方が良いと思います。
とても他人事とは思えないキラウエア火山の噴火ですが、一刻も早く収まることを願うばかりです。
米ハワイでM6.9の地震 キラウエア火山が噴火
米ハワイ州ハワイ島で4日、マグニチュード(M)6.9の地震があり、キラウエア(Kilauea)火山が新たに噴火した。
地震は4日午後12時32分(日本時間5日午前7時32分)に発生。
震源はキラウエア火山の南側の山腹で、震源の深さは5キロ。同日にはM5.7の地震も起きており、当局は今後も地震活動が続くとみている。
USGSはツイッター(Twitter)で「これ(震源)は1975年に起きたM7.1の大規模な地震とほぼ同じ場所だ」と述べている。1975年の地震では30人が死傷した。
ハワイ島では地震が相次いで発生しており、同島に5つある活火山の一つ、キラウエア火山が3日に噴火。
付近の住宅地に亀裂が生じ、溶岩が噴出したという。負傷者は報告されていないが、複数の住宅が全壊または半壊したという。
ハワイ諸島は主に8つの島からなりますが、キラウエア火山はハワイ島の南東に位置しています。
キラウエア火山は「火の女神ペレの住む神聖な場所」とされており、世界有数の活火山です。
また、毎日のようにマグマが噴出している火山です。
なので、小規模な噴火はずっと続いているとも言えますが、今回大噴火したのは新たにマグマが大量に供給されたためだと思われます。
今回発生したM6.9という大地震も地下のマグマが動いたことによる火山性の地震だと推察されます。
現在、日本でも250年ぶりに硫黄山が噴火したり、これまでには見られなかった地震が発生したりと、プレートの地殻変動が大きくなっているかのような現象が続いてます。
日本から6000キロ以上も離れているハワイ島ですが、今回の地震と噴火はとても他人事ではないと感じます。
最新の情報だと地元住民およそ1700人に避難命令が出されたとのことです。
ホノルルにある日本総領事館は、周辺に暮らす日本人や日本人旅行者に対して十分注意するよう呼びかけています。
また、外務省からも下記のような発表がされています。
ハワイ州知事とハワイ郡長は3日、ハワイ島キラウエア火山が噴火したことを受けて、非常事態宣言を出しました。
ハワイ郡市民防衛局によれば、Leilani EstatesとLanipuna Gardens地域の全住民に避難を呼びかけ、Pahoa コミュニティーセンターとKeaauコミュニティーセンターに避難所が開設されています。
また消防局によれば避難地域では有害なガスが検出されており、高齢者や子供、呼吸器系に問題がある方は確実に避難するように促しています。
なお、ハワイ島の観光局では、現時点でハワイ島そのものへの旅行や出張計画を変更する必要はないとしています。
ゴールデンウィークということもあり、日本からもハワイ島へ旅行へ行かれている方もいると思います。
ハワイ島では再び大きな地震や噴火が発生する可能性があるので、十分に注意して行動して頂きたいと思います。
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