【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動~最高値更新~「M6クラス以上の地震に警戒」~(9月30日更新)[No.0957]
2025/09/30
目次
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み

[画像:imartより]
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
大気中のラドン濃度の変動と地震の関係
「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。
地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。
阪神・淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。
必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。
地磁気の異常と地震との関連性

2011年3月1日の地磁気
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
最高値更新(9月29日)
投稿者 :joyallzeqさん
投稿日 :9月27日(土)
場 所 :東京
コメント:ラドン数値の最高値が更新されたので報告です。
まず前回の記事で下弦の月となっていたのは上弦の月の間違いでした。訂正願います。
ラドン数値は45まで上昇しました。
2025/09/26 09:00 測定値36
2025/09/27 00:00 測定値44
15時間に8の変動量
2025/09/26 11:00 測定値38
2025/09/27 16:00 測定値45
29時間に7の変動量
引き続きラドン数値上昇中
M6クラス以上の地震に警戒
上弦の月9月30日8時54分
joyallzeqさんから新たに追加情報をいただきました。
「一週間以内ぐらいで揺れるかなと思われます」(9月30日更新) NEW!
投稿者 :joyallzeqさん
投稿日 :9月27日(土)
場 所 :東京
コメント:ラドン数値の最高値が更新されましたので報告です。
2025/09/23 09:00 測定値29
2025/09/28 19:00 測定値48
130時間に19の変動量
2024年8月8日に日向灘でM7.1の地震が発生しましたが、このときは93時間に20の変動量がありましたので、このときよりはゆっくり。
2024/08/04 19:00 測定値29
2025/08/08 16:00 測定値49
93時間に20の変動量
2024年08月08日 16時43分 日向灘 M7.1 最大震度6弱
2025/08/08 17:00 測定値50
9月29日15時時点で46なので50まで上昇しないかもしれない。
一週間以内ぐらいで揺れるかなと思われます。
M6クラスの地震に注意。
いつもご報告ありがとうございます。相変わらず激しい変動が続いていますが、この1週間で30から48まで大きく急上昇をしており、このまま上昇を続けると1ヶ月ほど前の最高値である54を超えてくるのかも知れません。
グラフを見ると分かりやすいですが、この3ヶ月ほどこれまでにはなかったレベルの激しい変動が続いていおり、もしかしたら、この3ヶ月続いている激しい変動は南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの前兆である可能性もありそうです。
要所要所で地震は発生していても一向に変動が落ち着かないのはかなりおかしいです。
兎にも角にも、日頃から防災意識をしっかりと高めておいていただくことはもちろんのこと、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が発生したら長期に渡って物流が機能せずに、食料品や日用品は買えなくなる恐れがありますから、可能な限り備蓄は多めにお願いをします。
引き続き、ラドン濃度の変動を注視していきます。
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