【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動~激しい変動が継続中~「M6クラスの地震発生に注意」~(8月19日)[No.0948]
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み

[画像:imartより]
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
大気中のラドン濃度の変動と地震の関係
「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。
地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。
阪神・淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。
必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。
地磁気の異常と地震との関連性

2011年3月1日の地磁気
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
激しい変動が継続中(8月19日)
投稿者 :joyallzeqさん
投稿日 :8月16日(土)、17日(日)
場 所 :東京
コメント:ラドン数値に動きがありましたので報告です。
2025/08/15 13:00 測定値41
2025/08/16 09:00 測定値50
20時間に9の変動量
下弦の月の影響で上昇している模様。
前回53まで上昇したあと、トカラ列島でM5.5 最大震度6弱の地震が発生。
今回はトカラ列島ではないと思うがどうでしょうか。
M6クラス以上の地震発生に注意。
(追記)
ラドン数値の最高値が更新されましたので報告です。
2025/08/15 13:00 測定値41
2025/08/16 13:00 測定値52
24時間に11の変動量
下弦の月の影響で上昇している模様。現在ラドン数値は48まで下がっています。
前回7月1日19時に53まで上昇したあと、7月2日8時に48まで下がってからその日のうちに揺れているので、かなり似た状況になっている。
有感地震も8月16日10時47分の釧路地方北部の地震を最後に止まっている模様。
M6クラス以上の地震発生に警戒。
下弦の月
8月16日14時12分
いつもご報告ありがとうございます。7月30日に発生したカムチャッカ半島での巨大地震(M8.7)の約1ヶ月前(6月23日)から非常に大きな変動が始まっていましたが、8月9日から現在まで続いている急上昇が当時の動きと非常によく似ています。
joyallzeqさんが挙げられているように7月2日にトカラ列島でM5.5 震度6弱の強い地震が発生していますが、あれから4週間でカムチャッカ半島の巨大地震が発生しており、今回も同じような経過をたどる可能性があります。
というのは、グラフの動きが似ているだけでなく、joyallzeqさんからご投稿をいただいてから約5時間後に日向灘でM5.8の強い地震が発生しているからです。
ですから、この後にさらに上昇をして60台に到達したらカムチャッカ半島の巨大地震が発生する前とほぼ同じ状況になりますので、M8クラスの巨大地震が9月の中旬頃に発生するという可能性が浮上してきます。
もちろん、同じことを繰り返すとは限りませんが、こんなにも状況が似ているので最大レベルの警戒をしておくべきだと思います。
引き続き、ラドン濃度の変動を注視していきます。
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