【地震情報】南海トラフ巨大地震の引き金になる可能性がある『日向灘』でM5.8 震度4の地震が発生~「防災意識をしっかり高めておいてください」~(8月17日)
『日向灘(ひゅうがなだ)』でM5.8 震度4の地震が発生(8月17日)
本日(17日)早朝に九州地方でM5クラス後半の強い地震が発生しました。
この地震の震源は日向灘で規模はM5.8 最大震度4でした。
非常に気がかりなのは、今回の地震の震源が日向灘(ひゅうがなだ)という点です。
今回の震源となった日向灘南部エリアでは図に示してある通り、潜在的に大地震が発生する場所です。
そして、1年前(2024年8月8日)には同じ場所でM7.1 震度6弱の大地震が発生しており、半年前(2025年1月13日)にはM6.9 震度5弱の地震も発生しています。
また、この1年でM5クラスの地震も3度(今回の地震は含めない)も発生しています。
そして、日向灘での大地震は『南海トラフ巨大地震』の引き金となる可能性があります。
昨年8月の大地震では、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が制度発足以来初めて出されました。
これまで日向灘では数年間隔でM5~M6クラスの地震が1度か2度ほど発生していましたが、この1年間にM7.1、M5.3、M5.2、M6.9、M5.4、M5.8の地震が発生しているので、かなり異常な事態だと思います。
いつ発生してもおかしくはないとされる南海トラフ巨大地震ですから、日頃から防災意識をしっかりと高めておき、被災することを想定した備えを行っておくことが何よりも大事だと思います。
東日本大震災(M9.0)や熊本地震(M7.3 震度7)で被災なさった読者さんたちの体験談では、やはり「水」が一番必要だったとのことなので、飲料水の備蓄は可能な限り多めに行っておいていただきたいと思います。
引き続き、地震活動と前兆現象を注視していきます。
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