【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動~「一週間以内M6クラスの地震に注意」~(4月30日)[No.0926]
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み

[画像:imartより]
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
大気中のラドン濃度の変動と地震の関係
「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。
地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。
阪神・淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。
必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。
地磁気の異常と地震との関連性

2011年3月1日の地磁気
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
「一週間以内M6クラスの地震に注意」(4月30日)
投稿者 :joyallzeqさん
投稿日 :4月29日(火)
場 所 :東京
コメント:ラドン数値に動きがありましたので報告です。

大気中のラドン濃度のグラフ
2025/04/27 19:00 測定値30
2025/04/28 15:00 測定値36
20時間に6の変動量
2025/04/27 13:00 測定値29
2025/04/28 15:00 測定値36
26時間に7の変動量
2025/04/26 18:00 測定値26
2025/04/28 15:00 測定値36
45時間に10の変動量
一週間以内M6クラスの地震に注意。
新月4月28日4時31分
K指数の異常もでています。
4月21日15時 minorstorm(K指数:5)
4月21日18時 minorstorm(K指数:5)
K指数の法則からは10日以内に大地震が発生した事例が多いということで、5月1日迄М6クラス以上の地震発生に注意。
埼玉県南部で小地震が発生しています。
2025年04月26日20時02分 埼玉県南部 M3.1
一か月以内国内での強い地震(深発地震含む)に注意。
前回は4月13日05時45分埼玉県南部でM2.7の地震発生
その後、4月13日18時14分千島列島でM5.5の深発地震(深さ430キロ)が発生しています。
いつもご報告ありがとうございます。グラフを見ると、26日~28日にかけて変動幅が10以上に達する急上昇が発生しています。
ですので、joyallzeqさんがおっしゃっているように、1週間以内にM6クラス以上の強い地震が発生するかも知れませんので、全国どこにいても防災意識を高めておいてください。
そして、地磁気にも異常が出現しています。
マイナーストーム(K index5)が出現していますので、『※K指数5以上の法則』発動です。
※K指数『5(マイナーストーム)』以上を観測した後、10日以内に日本で大地震が発生した事例が多い。地震予知でお馴染みの幌筵さんが発見した法則。
また、埼玉県南部で地震が発生すると、どこか別の場所で強い地震が発生する傾向があるとのことなので要警戒です。
今週末からゴールデンウィークが始まり、旅行などに行かれる方も多いと思いますが、移動先でも地震への警戒は忘れずに、防災意識をしっかりと高めながら休暇を楽しんでいただければと思います。
引き続き、ラドン濃度と地磁気の変動を注視していきます。
[このページはここまで ですっ!]