【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動&地磁気に強い異常&熊本に気がかりな雲~「しばらくは群発地震が続く模様」~(4月19日)[No.0925]
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み

[画像:imartより]
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
大気中のラドン濃度の変動と地震の関係
「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。
地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。
阪神・淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。
必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。
地磁気の異常と地震との関連性

2011年3月1日の地磁気
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
「しばらくは群発地震が続く模様」(4月19日)
投稿者 :joyallzeqさん
投稿日 :4月19日(土)
場 所 :東京
コメント:久しぶりラドン数値に動きがありましたので報告です。
2025/04/17 16:00 測定値34
2025/04/18 18:00 測定値28
26時間に6の変動量
ラドン数値下降。
ラドン数値の勢いが弱い。しばらくは群発地震が続く模様。
下弦の月4月21日10時35分
2月から始まった大きい変動ですが、この1ヶ月ほどは変動幅が小さくなっているようです。
しかし、12日から数値が急落しており、相変わらず変動が安定していない模様です。
そして、joyallzeqさんがおっしゃっている群発地震とは長野県で発生している地震のことだと思われます。
昨日(18日)に長野県北部で発生した強い地震(M5.0 震度5弱)以降、これだけ多数の地震が発生しています。
M5.0の地震の余震とは思えないほどの発生回数なので、昨日の地震が前震のようなもので、これから本震が発生する可能性も考えておく必要があります。
長野県北部では11年前の2014年に長野県神城断層地震(M6.7 震度6弱)の大地震が発生しています。
ですので、潜在的に大地震が発生する場所ですから、長野や周辺エリアにお住まいの方は大地震の発生に最大レベルの警戒をしておいていただきたいと思います。
そして、地磁気にも強い異常が出現しています。
地磁気に強い異常
投稿者:にゃんころりんさん
投稿日:4月17日(木)
場 所:熊本県
今朝、写真のような雲が出てました。東の空を撮りましたが、西にも同じ様な雲がありました。
真ん中の縦に伸びてる帯状の雲は飛行機雲が広がったものかもしれません。
以前、この様な横に伸びた雲を見た時に地震が起こったことがあったので気になってます。
キルナと柿岡地磁気のグラフに反応があったので、それも送ります。
まず先に雲の方ですが、もしかしたら、巨大な「肋骨状(ろっこつじょう)地震雲」なのかも知れません。
あまりにも巨大で全体像が見えないのですが、このような雲が出現した後に地震が発生したことがあるとのことなので、念のため、十分に警戒をしておいてください。
そして、地磁気の異常ですが、メジャーストーム(K index6)とマイナーストーム(K index5)が7本出現しています。
ですので、『※K指数5以上の法則』発動です。
※K指数『5(マイナーストーム)』以上を観測した後、10日以内に日本で大地震が発生した事例が多い。地震予知でお馴染みの幌筵さんが発見した法則。
ですから、日本全国どこにいても防災意識をいつも以上に高めて、強~大地震の発生に備えておいていただければと思います。
引き続き、ラドン濃度と地磁気の変動を注視していきます。
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