【地震情報】九州(熊本県天草・芦北地方)でM4.8 震度4のやや強い地震が発生~「日奈久(ひなぐ)断層」に要注意です~(3月18日)
九州(熊本県天草・芦北地方)でM4.8 震度4のやや強い地震が発生(3月18日)
本日(18日)早朝に気がかりな場所でM4クラス後半のやや強い地震が発生しました。
この地震の震源は熊本県天草・芦北地方で規模はM4.8 最大震度4でした。
緊急地震速報が鳴ったので驚いて起きた方も多いかも知れませんが、幸いにして揺れは震度4で済みました。
震度4であれば、まず大きな被害は発生しないので一安心と言ったところなのですが、非常に気がかりな点があります。
それは、今回の地震の震源が「日奈久断層帯(ひなぐだんそうたい)」のすぐ近くという点です。
2016年に発生した熊本地震(M7.3震度7)は、日奈久断層帯の北部に位置する「布田川(ふたがわ)断層帯」が動いたことによって発生しました。
あと1ヶ月ほどで熊本地震から9年が経ちますが、熊本地震の影響はすぐ近くの日奈久断層にも及んでいるものと推測されます。
地震本部によると、日奈久断層帯では3区間それぞれでM6.8、M7.5、M7.3ほどの大地震が想定されています。
そして、もし3区間すべてが動いたらM8以上の巨大地震になることが予想されています。
今回の地震が巨大地震の前兆である可能性は低いとは思いますが、周辺地域にお住まいの方は、念には念を入れて、いつも以上に防災意識を高めておいて頂きたいと思います。
そして今一度、「水や非常食の備蓄」「非常持出袋の用意」「避難経路の確認」「タンス等の家具固定」などの再チェックを行って、地震への備えを万全な状態にしておいていただきたいと思います。
引き続き、全国の地震活動と前兆現象を注視していきます。
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