[前兆現象]四国でスロースリップによる地殻変動を観測~南海トラフ地震と富士山の大噴火~
プレートのスロースリップによる地殻変動が起きている
今後30年以内の発生確率が高い南海トラフ地震について、気象庁は26日、定例の検討会を開き「2月下旬以降、四国中西部でプレートのスロースリップ(ゆっくりすべり)による地殻変動が起きている」と明らかにした。
スロースリップが観測されたのは、2017年7月以来、約9カ月ぶりだという。
四国の南から駿河湾にかけて伸びる南海トラフ沿いでは、100〜200年間のスパンでマグニチュード(M)8を上回る巨大地震が起きており、政府の地震調査研究推進本部は昨年12月、今後30年以内に70%の確率で発生すると発表している。
※記事中では「今後30年以内に70%の確率」となっていますが、正確には昨年12月に発表された発生確率は「70%~80%」に引き上げられています。
スロースリップとは、プレート同士の境界で起きているプレートのすべり速度が、通常よりもかなり遅い速度で滑っている現象(ゆっくりすべり)のことです。
このスロースリップという現象は、プレート境界の周辺の断層内部に生じる力を増加させ、大地震の発生につながると指摘されています。
東北大の地震研究グループによると、スロースリップは周期的に発生しており、活性化するとその周辺で規模の大きな地震が多く発生するとのことです。
あの東日本大震災(M9.0)では、地震発生の約1年ほど前から震源近くでスロースリップの活性期に入っていたということが判明しています。
そして、今回観測されたスロースリップ現象は「南海トラフ巨大地震の前兆」の可能性が考えられます。
津波の襲来や、震度7の揺れが想定されている地域にお住まいの方はもちろんのこと、関東~九州地方にお住まいの方もより一層警戒レベルを上げなければいけない時期に突入したと言えます。
南海トラフ地震と富士山噴火の関係
3月21日に、さくらさんの未来予知のページにさくらさんが未来の場面でご覧になったという「富士山の噴火」について掲載しています。
そして、その5日後には「富士山の噴火にともなう大量降灰の対策が初めて検討される」 というニュースがありました。
このように、最近話題に上がっている富士山の噴火ですが、前回富士山が大噴火を起こしたのが今から約300年前の1707年でした。
これは、宝永(ほうえい)の大噴火と呼ばれ、約2週間もの間噴火が続いて広範囲に大量の火山灰が降り積もったと記録されています。
そして、この大噴火が起こる49日前には、推定マグニチュード8.6~9の宝永地震が起きています。
この宝永地震の震源は、南海トラフ。
つまり前回の富士山の噴火は、南海トラフの巨大地震発生からわずか2ヵ月足らずの内に起きているのです。
さくらさんの未来予知ではこれまでに、南海トラフ巨大地震が発生したと思われる未来のビジョンがいくつもあります。
そして最近になり、富士山の噴火のビジョンをご覧になったということは、そう遠くない未来に起こると思われる、南海トラフ巨大地震から富士山の噴火までの一連のビジョンをご覧になっているということではないでしょうか。
今回、南海トラフの想定震源域で観測されたスロースリップ現象、南海トラフ地震を引き起こすフィリピン海プレート沿いで頻発している地震、そして、さくらさんの未来予知。
南海トラフ巨大地震に富士山の大噴火という最悪なコンビネーションが日本列島を襲うということも想定しておかなければいけないのかも知れません。
[この記事はここまで ですっ!]