【地震の前兆現象】四国に気がかりな雲が出現~阪神・淡路大震災の時に出現していた地震雲と同タイプの可能性~「収束している方角は四国カルスト方向」~(12月10日)
地震雲が発生する仕組み

[画像:imartより]
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
四国に気がかりな雲が出現(12月10日)
投稿者 :まーやさん
日 時 :12月10日(水)17:00
場 所 :高知県
コメント:主人が高知に出張しており、車で移動中、信号待ちで撮ったらしいです。

収束している方角は四国カルスト方向らしいです。
今迄見た事の無い雲だったので私に教えてくれました。
これは、非常に気がかりな雲です。気象の雲である可能性ももちろんありますが、よく見ると、竜巻のようにグルグルと回転しているように見えます。
この雲は、もしかすると「竜巻形(たつまきがた)地震雲」なのかも知れません。
しかも、複数本同時に出現しています。
このタイプの地震雲は阪神・淡路大震災(M7.4 震度7)の時に出現していたので特に警戒が必要な地震雲です。
場所が高知から四国カルスト方向とのことなので、地図で調べてみたら、ちょうどその先には、11月25日にM5.7 震度5強の強い地震が発生した阿蘇山があります。

もし、この雲が地震雲であれば、再び阿蘇山近くで地震が起こるのか、宮崎県と四国の間の海域(日向灘)で地震が発生するのかも知れません。
小さい地震で済めば良いのですが、竜巻形で複数本なのでかなり規模が大きくなる可能性も考えられます。
現在、阿蘇山周辺での地震は落ち着いていますが、念には念を入れて、九州~四国にお住まいの方も防災意識を最大レベルに高めておいていただきたいと思います。
引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。
[このページはここまで ですっ!]

