【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動&地磁気異常&地殻変動~「8月のときよりは上昇の仕方は激しい」「大分県の九重のほうで気になるデータ」~(9月17日)[No.0954]
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み

[画像:imartより]
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
大気中のラドン濃度の変動と地震の関係
「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。
地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。
阪神・淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。
必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。
地磁気の異常と地震との関連性

2011年3月1日の地磁気
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
ラドン数値の変動&地磁気異常&地殻変動(9月17日)
投稿者 :joyallzeqさん
投稿日 :9月16日(火)、17日(水)
場 所 :東京
コメント:ラドン数値の動きがありましたので報告です。
2025/09/14 05:00 測定値34
2025/09/16 09:00 測定値44
52時間に10の変動量
ラドン数値上昇中
2025/08/11 08:00 測定値34
2025/08/15 01:00 測定値44
89時間に10の変動量
2025年08月17日06時13分 日向灘 M5.8
8月のときよりは上昇の仕方は激しい。
磁気嵐が発生していて、K指数に異常が見られます。
9月15日06時 minorstorm(K指数:5)発生。
9月15日09時 minorstorm(K指数:5)発生。
9月15日15時 minorstorm(K指数:5)発生。
9月15日21時 minorstorm(K指数:5)発生。
9月25日ぐらい迄、強い地震発生に注意。
(追記)
ラドン数値の動きがありましたので報告です。
2025/09/15 05:00 測定値38
2025/09/16 09:00 測定値44
28時間に6の変動量
ラドン数値上昇中
2025/09/16 09:00 測定値44
2025/09/17 06:00 測定値38
21時間に6の変動量
ラドン数値急下降中
M6クラス以上の地震に注意。
あと国土地理院データで大分県の九重のほうで気になるデータが出ていました。
いつもご報告ありがとうございます。大気中のランド濃度の変動は相変わらずかなり激しく落ち着かないようですが、数値は30台なので低くも高くもない感じです。
これから、どのような動きになるか、引き続き注視していきます。
そして、地磁気の方ですが異常(メジャーストーム=K index5)が出現しています。
『※K指数5以上の法則』発動です。
※K指数『5(マイナーストーム)』以上を観測した後、10日以内に日本で大地震が発生した事例が多い。地震予知でお馴染みの幌筵さんが発見した法則。
法則発動なので、9月25日までに日本国内で強~大地震が発生する可能性があります。
そして、非常に気がかりなのは、大分県九重の地殻変動です。
明らかに異常な変動が現れており、九重は阿蘇山から近いことや、※中央構造線沿いに位置しているので、この異変は非常に気がかりです。
※日本最長の断層帯で、西は九州、東は関東まで伸びる断層帯。
計測器のエラーという可能性も考えられますが、実際に大きな地殻変動が起こっているとしたら、阿蘇山の噴火や中央構造線で大地震が発生する前兆なのかも知れません。
念のため、阿蘇山周辺エリアにお住まいの方は噴火の発生および地震の発生に備えておいていただきたいと思います。
引き続き、ラドン濃度の変動と各地の前兆現象を注視していきます。
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