【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動~最高値後に急落中~「かなり大きい地震になる可能性があるので備えをよろしくお願いします」~(7月14日コメント追加)[No.0943]
2025/07/14
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み

[画像:imartより]
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
大気中のラドン濃度の変動と地震の関係
「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。
地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。
阪神・淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。
必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。
地磁気の異常と地震との関連性

2011年3月1日の地磁気
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
最高値後に急落中(7月13日)
投稿者 :joyallzeqさん
投稿日 :7月13日(日)
場 所 :東京
コメント:ラドン数値急落中です。
2025/07/08 07:00 測定値64
2025/07/08 19:00 測定値57
12時間に7の変動量
2025/07/09 20:00 測定値57
2025/07/12 06:00 測定値50
58時間に7の変動量
2025/07/12 01:00 測定値53
2025/07/12 17:00 測定値46
16時間に7の変動量
ラドン数値急落中
30%ぐらい数値が低下してきたのでそろそろ揺れそう。
ただし、まだトカラ列島が揺れているので、ここが収まるまでは揺れないとおもいますがどうでしょうか。
6月21日から7月12日迄の有感地震回数/日を2次近似法で計算すると、7月22日に10回以下になるようなのでその近辺になると強く揺れるのかもしれません。
かなり大きい地震になる可能性があるので備えをよろしくお願いします。
満月7月11日5時37分
いつもご報告ありがとうございます。前回(8日)の掲載時には大気中のラドン濃度が過去最高の64を記録していました。
そして、最新のグラフを見ると最高値64から一気に急落を開始して、現在46まで下がっているようです。
6月24日の26から約40近くも急上昇をして最高値を付けた後、今度は一気に20も下がっていることになり、今回の異変はやはり非常に危険度が高いサインなのではないかと思えてなりません。
現在、トカラ列島での群発地震はかなり落ち着いていますので、今回の変動が大~巨大地震の前兆だとしたら、南海トラフ巨大地震や首都直下地震、千島海溝(北海道東部海域)などでの大地震が一番可能性が高いのかも知れません。
もちろん、今回のトカラ列島での群発地震は過去最高の地震発生回数なので、今までの群発地震とは同じ経過をたどらずに、大地震が発生するという可能性も考えられます。
兎にも角にも、引き続き、防災意識を高めておいていただきたいと思います。
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