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【地震学】地震学者の卵、バシさんによるQ&A~山口県で起きている1300回以上の無感の群発地震について~「地中の何らかの流体が…」「潜在的に大きな地震が発生する可能性…」~(5月20日)[No.007]
Q.山口県で起きている1300回以上の無感の群発地震について
投稿者:ななはさん
投稿日:5月10日(土)
山口県萩市阿武町で起きている1300回以上の無感の群発地震について、ネットの動画では大地震の前兆ではないかと言われていますが、大丈夫なのでしょうか?
九州、四国や関西に伸びている中央構造線と何か関係があるのでしょうか?
A.「地中の何らかの流体が…」「潜在的に大きな地震が発生する可能性…」
回答者:バシさん
投稿日:5月10日(土)
ななはさんへ
ご質問ありがとうございます。今現在発生している山口県萩市阿武町での大量の無感地震についてですが、大地震の前兆であるとは断言が難しいです。
この地震ですが、地中の何らかの流体が移動することにより発生していると言われています。
この現象は、2024年元旦の能登半島地震の数年前から能登半島にて発生していた現象と少し似ている点があります。
しかし、能登半島と違う点は、この近くに今後動くと予想され、今後30年以内の確率が出ている活断層がほぼないという点です。
一応、この場所の近くには奈古断層という断層がありますが、今後30年以内に動く可能性は不明であり、過去の地震記録でもこの断層由来の地震は少ないため、すぐに大きな地震に直結するとは少し考えにくいです。
ただ、不明と言ってもそこに断層がある事は確かであるため注意は必要です。
また、中央構造線とはかなり離れていますので、そこに影響があるとは考えづらいです。
山口県は普段地震は少ないですが、断層帯の方は県西部、南東部、そして県の中央を割る形のものとざっくり三つあります。(萩市などある北部の方は断層が奈古断層以外今の所ない)
どの断層帯も大きな地震が発生する確率はかなり低いですが、それでも2016年熊本地震を起こした布田川断層帯、日奈久断層帯北部の地震発生前の確率と似たものもあるため、潜在的に大きな地震が発生する可能性はあります。
そのため備えの方はしておいてください。
ご質問への回答は以上となります。また分からない点ございましたらお答えいたしますのでよろしくお願いします。
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