【気になる情報・前兆現象】オーストラリアの海岸に157頭のクジラが座礁~NZのクライストチャーチ地震(2011年2月22月)の前にも同様の現象~(2月19日)[No.0261]
地震の前兆現象(地震雲、クジラ・イルカの座礁)

[画像:imartより]
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
オーストラリアの海岸に157頭のクジラが座礁(2月19日)
海外で非常に気がかりな出来事がありました。
クジラ157頭が座礁、90頭生存 豪
オーストラリア・タスマニア州で、157頭のクジラが海岸に打ち上げられている。地元当局が明らかにした。
座礁したクジラ同州の海洋保護プログラムは18日、島の西側に位置するアーサーリバー市の近くで、157頭のクジラが座礁していると明らかにした。
CNN
多数のクジラが海岸に座礁した原因は不明ですが、2011年2月22日にニュージーランドで発生した大地震、クライストチャーチ地震(M6.1 震度6弱相当)の数日前にも100頭以上のクジラがニュージーランドの海岸に打ち上げられていました。
そして、クライストチャーチ地震から17日後に東日本大震災(M9.0)が発生しました。
もちろん、今回のクジラ座礁が大地震の前兆であるとは限りませんが、過去に非常に似たような出来事が起こっていたので、今回もオーストラリアやニュージーランド周辺エリアで大地震が発生する可能性は十分に考えられます。
そして、以前にも紹介したことがありましたが、『ニュージーランドの法則』というものがあります。
ニュージーランドや周辺海域で大きい地震が発生すると、1ヶ月~2ヶ月以内に日本でも大きい地震が発生するという法則があります。
先述したように、2011年の2月22日にニュージーランド クライストチャーチでM6.1の大地震が発生し、17日後の3月11日に東日本大震災(M9.0)が発生しました。
2018年には、5月18日にニュージーランド沖でM6.2の地震が起き、1ヵ月後の6月18日に大阪北部地震(M6.1 震度6弱)が発生しています。
また、7月7日には同じくニュージーランド沖でM6.0の地震が起き、約2ヵ月後の9月6日に北海道胆振地方大地震(M6.7 震度7)が発生しています。
ですので、もし今回、ニュージーランドで大地震が発生したら、それから2ヶ月以内に日本国内でも大地震が発生する可能性があります。
何事もなくを願うばかりです。
引き続き、世界各地の前兆現象を注視していきます。
[このページはここまで ですっ!]