【地震の前兆現象】九州南部(宮崎県)に気がかりな地震雲が出現~「かなり広範囲だったので、ちょっと怖さを感じました」~(1月6日)
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
九州南部(宮崎県)に気がかりな地震雲が出現(1月6日)
投稿者 :ひむかさん
日 時 :1月3日(金)
場 所 :宮崎県
コメント:南の方角に(太平洋側)断層雲のような雲がありました。
かなり広範囲だったので、ちょっと怖さを感じました。
これは、「断層形(だんそうがた)地震雲」である可能性が高そうです。
このタイプは大規模な雨雲にそっくりなので、天気情報を確認する必要があるのですが、宮崎県のお天気は元旦から4日まで晴れとなっていました。
そして、断層形の地震雲は2016年10月に発生した鳥取中部地震(M6.6 最大震度6弱)の前にも出現していましたので注意が必要です。
そして、本日(6日)の夜に宮崎県に接している日向灘を震源とする地震が発生しています。
この地震の震源は日向灘で規模はM4.4 最大震度3 震源の深さは30kmでした。
この地震の前兆として出現した地震雲だったのかも知れませんが、写真を見るとかなり広範囲にわたって広がっているので、これからさらに規模の大きい地震が発生する可能性も考えられます。
念には念を入れて、さらなる地震の発生に備えておいていただきたいと思います。
引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。
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