【気になる情報・前兆現象】長野県で気がかりな現象(謎の異臭)が発生~「去年の12/29硫黄の匂いがして、その後1/1の地震がありました」~(11月14日)[No.0257]
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
長野県で気がかりな現象が発生(11月14日)
投稿者:いくちゃんさん
発生日:2024年11月12日18時~
場 所:長野県 安曇野市 穂高牧
こんばんは。本日の夕方18:00前に、いつも車を運転していても匂わない硫黄の匂いがしました。
以前とは少し場所は違いますが(場所はそんなに離れていません)、去年の12/29硫黄の匂いがして、その後1/1の地震がありました。
何も無ければいいのですが、気になったのでご連絡致しました。
(追記)
硫黄の匂いですが、長野県安曇野市 穂高牧という地名になります。
こちらは温泉もあり、温泉水を買ったりできるような所です。ですが、あまり温泉水が硫黄の香りはしないのです。
ヌルヌルする温泉ではありますが、成分が違うと思うので、硫黄の匂いはその近辺を通ってもしない感じです。
次の日は匂いはしませんでした。
レオさんも安曇野市の温泉成分を検索して頂けるとわかると思いますが、無味無臭だそうです。
これまでにも何度かお伝えしていますが、異臭は地震の前兆現象の一つで、大地震が起こる前に原因不明の「硫黄のような臭い」「ガスのような臭い」「焦げたような臭い」が発生することがあり、関東大震災(推定規模 M7.9)や阪神・淡路大震災(M7.3 最大震度7)が起こる前にも発生していました。
専門家の方は、地震の前兆として焦げた臭いが発生する仕組みを次のように推測なさっています。
立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。
「地震や地滑りなど地殻変動に伴うにおいは、地質学の関係者では常識です。微妙なにおいの変化は地殻の変化を察知するのに重要です。
大きな地震は、本震の前に小さな揺れが頻発します。この揺れで岩石が崩壊し、焦げたようなにおいが発生します。
1995年の阪神・淡路大震災でも1カ月前から断続的ににおいが確認されています。
日刊ゲンダイ
普段は硫黄臭がしないことに加えて、さらに気がかりなのは、今年1月1日に甚大な被害をだした能登半島地震(M7.6 震度7)の前にも硫黄臭が発生していたという点です。
能登半島がある石川県は長野県の隣の隣に位置していますが、安曇野市は能登半島地震の震源から150kmほどの場所に位置しており、能登半島地震では長野では震度5弱の激しい揺れとなりました。
それだけ能登半島から近いので、能登周辺で大地震が発生する前に長野で何らかの前兆現象が起こってもおかしくはないのかも知れません。
ですから、長野県にお住まいの方はもちろんのこと、能登地方にお住まいの方も防災意識を高めて、大地震の発生には十分に警戒をしておいていただきたいと思います。
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