【気になる情報・前兆現象】愛知県と石川県で気がかりな現象~「ゴムの焼けたような匂い」「どーんどーんと太鼓を叩いているよりも大きい音」~(10月17日)[No.0255]
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
愛知県と石川県で気がかりな現象(10月17日)
ゴムの焼けたような匂い
投稿者:まあちゃんさん
発生日:2024年10月15日21時~
場 所:愛知県 名古屋市
本日21:30頃、名古屋市内の地下鉄の駅で、ゴムの焼けたような匂いを感じました。
こんな匂いが地下鉄でしたのは、初めてです。
ちなみに、私は地中電磁波が耳鳴りに似た感じで聞こえるのですが、昨日の10/14お昼頃から、止まない雨のように、ずーっと電磁波が聞こえます。
何が起きてるかの解析は知識不足でできません。
プシューッ、シュワーッとずっと電磁波が溢れ続けてる感じがします。
それから10/14、珍しいことに腹痛にもなりました。体も抜け感があるというか、奇妙な感覚があります。
スタンバイ状態に入ったと思われます。
駅構内で火災などが発生していないとしたら、地震の前兆現象の一つ、「原因不明の異臭」という可能性が考えられます。
これまでにも何度かお伝えしていますが、異臭は地震の前兆現象の一つで、大地震が起こる前に原因不明の「硫黄のような臭い」「ガスのような臭い」「焦げたような臭い」が発生することがあり、関東大震災(推定規模 M7.9)や阪神・淡路大震災(M7.3 最大震度7)が起こる前にも発生していました。
専門家の方は、地震の前兆として焦げた臭いが発生する仕組みを次のように推測なさっています。
立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。
「地震や地滑りなど地殻変動に伴うにおいは、地質学の関係者では常識です。微妙なにおいの変化は地殻の変化を察知するのに重要です。
大きな地震は、本震の前に小さな揺れが頻発します。この揺れで岩石が崩壊し、焦げたようなにおいが発生します。
1995年の阪神・淡路大震災でも1カ月前から断続的ににおいが確認されています。
日刊ゲンダイ
今回、異臭を感じた場所が地下鉄の駅とのことですが、地中から生じている異臭だとすると、地上よりもまず先に地下鉄などの地下施設に臭いが広がるはずです。
今月頭に掲載しましたが、9月末には三重県四日市市で「焦げ臭い匂い」がしているとのご投稿をいただきました。今回の名古屋市も四日市市も日本国内最長の断層帯である中央構造線沿いに位置しているので、非常に気がかりです。
中央構造線が動くと、M8クラスの巨大地震が発生する恐れがあります。
そして、石川県からも気になる現象のご報告が届いています。
どーんどーんと太鼓を叩いているよりも大きい音
投稿者:まるさん
発生日:2024年10月16日21時~
場 所:石川県 金沢市
さきほどから、どーんどーんと太鼓を叩いているよりも大きく、自衛隊の練習場などから聞こえる大砲よりも小さな音が空からしていて、以前こちらのサイトで何度か音が鳴ったあとは地震がきたことがあると知り投稿してみました。
今、投稿しているときも聞こえてきます。鳴り始めたのは20時40分頃で1時間近く鳴っています。
思わず外に出たのですが、ご近所さんも「なんだろうね?」と出てきていたので、聞こえたのは私だけではなかったです念のために送らせてもらいました。
空から聞こえてきたとあったので、真っ先に雷が浮かんだのですが、昨晩、金沢市上空では雷は特に発生していなかった模様です。
となると、地震の前兆現象である可能性が考えられます。
ドーンドーンという大砲のような音は、原因不明の異臭と同様に関東大震災や阪神・淡路大震災やが起こる前にも確認されていました。
関東大震災が起こる数ヶ月前から、関東地方で「ドーン、ドーン」と鳴り響く、大砲のような音が海の方から聞こえてきたという話があります。
また、阪神・淡路大震災が起こる前には、神戸市内で今回のように爆発音のような音が轟いていたとのことです。
他にも、2009年に発生した駿河湾地震(M6.5 最大震度6弱)の1週間ほど前から大砲のような音がしていたという情報があります。
大地震が起こる前になぜ大砲のような爆発音が生じるのか、原理などは解明されていませんが、過去にこれだけ前兆現象があったということは、非常に気がかりな現象が起こっていると言えます。
石川県では今年の1月1日に能登半島地震(M7.6 震度7)が発生しましたが、現在も周辺エリアでは地震が続いていますので、防災意識をしっかりと高めて強~大地震の発生に備えておいていただきたいと思います。
引き続き、全国各地の前兆現象および地震活動を注視していきます。
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