南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」~南海トラフ巨大地震の発生危険度が高まっています~今のうちに備えを万全に~(8月15日更新)
2024/08/15
南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」(8月8日)
本日(8日)、南海トラフでの巨大地震発生について評価検討会が行われ、「巨大地震注意」が出されました。
南海トラフ巨大地震の発生危険度が高まっているものと思われます。
今日、明日中に巨大地震が発生する確率は低いと思いますが、発生してしまうこと、被災してしまうことを想定した備えが何よりも重要です。
東日本大震災(M9.0)や熊本地震(M7.3 震度7)で被災なさった不思議探偵社.の読者さんたちから寄せられた被災体験談では、水が一番必要であるとのことです。
特に今の時期は、水分補給が不足すると生死に関わります。
今のうちに飲料水や非常食の備蓄を万全にしておいてください。
可能な限り、多めに備蓄をしてください。
南海トラフ巨大地震が起こると、西日本を中心に広大な範囲で甚大な被害が発生し、長期間にわたって救援物資が届かない恐れもあります。
ですから、生きるために必要な飲料水および非常食の備蓄は、出来れば1ヶ月分以上は備えておいていただきたいと思います。
また、日本列島の沿岸エリアには大津波が襲来することになるはずです。
沿岸エリアにお住まいの方は、津波発生後に即座に避難が出来るように、避難経路の確認をしておき、移動しやすい靴を用意しておいてください。
また、タンスなど家具の転倒防止(固定)も行っておいてください。
臨時情報の呼びかけ期間が終了(8月15日) NEW!
南海トラフ地震「巨大地震注意」特別な呼びかけ期間終了 備えは引き続き 内閣府
8日に発表された南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」について、内閣府などは震度6弱の地震の後に特段の変化が見られないことなどから、特別な注意を呼び掛ける期間を15日午後5時で終了しました。
テレ朝news
とりあえず、臨時情報については本日で終了となりました。
しかしながら、臨時情報終了で安心ができるかというとそうではありません。
8日の臨時情報発表時に評価検討会の専門家の方がおっしゃっていましたが、臨時情報が有効となる1週間という期間は社会活動への影響も考慮した期間であり、地震学的には1週間が経過したからといって、巨大地震の発生危険度が下がるわけではないのです。
南海トラフ巨大地震の想定震源域内でM7クラスの大地震が発生したことで、プレート境界で「一部割れ」が生じたという予測がでています。
そこから割れがさらに進み、「半割れ」状態までいく可能性も十分に考えられます。
連動型巨大地震となった昭和東南海地震や安政南海地震の時には「半割れ」となっていました。
そして、先日にも掲載しましたが、東京大学地震研究所の笠原順三名誉教授が次のようにおっしゃっています。
「危険度が数倍高くなったと言っているが、それは、非常に(地震の発生が)接近してきたということを意味しています。30年じゃなくて、10年じゃなくて、もっと短くなっている可能性がある」
ですから、臨時情報が終了したからといって、もう安心と気を抜かずに、引き続き、南海トラフ巨大地震には警戒をしておく必要があります。
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