【地震情報】南海トラフ巨大地震の引き金になる可能性がある『日向灘』でM5.2の強い地震が発生(7月30日)
『日向灘(ひゅうがなだ)』でM5.2の強い地震が発生(7月30日)
本日(30日)未明に九州地方でM5クラスの強い地震が発生しました。
この地震の震源は日向灘で規模はM5.2 最大震度4でした。
この地震による津波の心配はありません。
陸地(宮崎県)からかなり近い場所が震源地となりましたが、幸いにして震度は4で済みました。震度4であれば、大きな被害は発生せずに済みます。
そして、今回の震源となった場所の近く(宮崎県沿岸エリア)では、約5ヶ月ほど前に地震が多発していました。
そして、さらに気がかりなのは、今回の地震の震源が日向灘(ひゅうがなだ)という点です。
今回の南部エリアでは図に示してある通り、潜在的にM7クラスの大地震が発生する場所です。
そして、津波も発生する可能性が非常に高い大地震です。
また、これ以上に気がかりなのは、日向灘での大地震は南海トラフ巨大地震の引き金となる可能性が高い点です。
もし、これから日向灘で今回の地震よりも大きい規模の地震(M6~)が発生するとしたら、南海トラフ巨大地震の発生が差し迫っていると受け止めた方が良いと思います。
ただ、今回の震源地では2年に一度程度、M5クラスの地震が発生しているので、これ以上大きな規模の地震が続かなければそれほど心配はいらないと思います。
もちろん、気を抜いて良いというわけではなく、南海トラフ巨大地震は発生サイクル的に本当にいつ発生してもおかしくはないですから、震災への備えは今のうちに行っておくことが大切であることに変わりはありません。
引き続き、全国各地の地震活動を注視していきます。
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