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【被災地からの声】1月1日の能登半島地震(M7.6 震度7)で被災なさった読者さんからのメッセージ~「今の現状をお伝えしたいと思い投稿しています」~(1月19日更新)[No.0021]

2024/01/19

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「今の現状をお伝えしたいと思い投稿しています」

石川県能登地方宇出津港の写真

能登町宇出津港

投稿者 :みなとさん
投稿日 :1月3日(水)
家族構成:大人5人、要介護者、ペット

どこから投稿すればいいのか分からなかったのですが、今の現状をお伝えしたいと思い投稿しています。

私は石川県民です。

スーパーが開店すると噂があれば朝一からみんなで並び、向こうで炊き出しがあるという噂があればそちらの方に向かいます。

しかしそう言った噂はデマです。そういったデマが流れるのか分かりません。

奥に行けば行くほどお年寄りしかおらず、寝たきりの人も少なくはありません。

新生児の赤ちゃんもいます。

自衛隊員や救急隊員の人達が入れないエリアもまだあり、命からがら逃げてきた人もいます。

私は今、能登の宇出津地区→宝達志水町→金沢。この経由で金沢の親戚の家に身を寄せていますが、仕事があるためまた戻ります。

金沢でなにか買っていこうと思いましたが、水もパンもおにぎりもカップラーメンも品薄です。

オムツだけ少し手に入りました。

来週には色んな物が届くだろうと避難所の人が言っていましたが、ペットフード(アレルギー対応)やオムツ(新生児用)はなかなか届かないかもしれないと言っていました。

ペットフードは届いてもアレルギー持ちの動物は食べられません。

オムツも大人用子供用は届きやすいものの新生児用はあまりと言ってました。

気持ちが落ち着いておらず支離滅裂に書きなぐってしまい申し訳ありません。

そして最後に今もなお家に閉じ込められている人、救助を待っている人が大勢います。

助かっても生きる気力を失って死にたいと呟く人もいます。

地震って凄く恐ろしいです。

昨年五月にあった地震も怖かったですが比べられないくらい怖いです。

みなとさん、まずはご無事で本当に良かったです。

そして、非常に困難な状況の中、このように現状をご報告していただき感謝いたします。

連日、ニュースで被災地の状況を報じてはいますが、実際に被災なさった方の声が報じられる機会は少ないように思います。

支離滅裂では一切ないです、置かれている状況と現在のお気持ちが痛いほど伝わってきます。

まず、デマ情報についてですが、愉快犯的にデマを流す悪人は決して許せませんが、おそらくは伝言ゲームのような感じで、情報が広がるにつれて内容が改変していっているのだと思います。

食料や飲料水、必要雑貨が不足している状況では、確証の無い情報と理解しつつも、そうであって欲しいという思いで行動なさってしまうのだと思います。

地震発生から本日(5日)で5日目ですが、交通網がほぼ遮断されてしまっている状況なので、必要十分な物資を現地に届けることが出来ないとのことです。

幹線道路が壊滅的な被害を受けたことによって陸路での運搬が困難な状況となっています。

今は自衛隊のヘリを投入して物資を運搬しているはずですが、それでも物資が被災なさった方すべてに行き渡るまでは、まだ時間を要してしまうのが現実だと思います。

現在、みなとさんが身を寄せていらっしゃる金沢で食料品が品薄状態とのことですが、地震が一向に収まりませんし、おそらく、多くの方が不安感から買い溜めをなさっているために品薄に拍車がかかっているのだと思います。

みなとさんは宇出津地区から金沢まで移動なさったとのこと。

能登町宇出津港には津波が襲来し、大きな被害となっています。

仕事のために戻られるとのことですが、もし職場の建物にヒビが入っていたり部分的にでも崩れている箇所があったら、続く余震やこれから発生してしまうかも知れない本震で倒壊する恐れがありますから、可能であれば、金沢に引き返していただきたいと思います。

みなとさん、まずはご自身の命とご家族の命を最優先になさってください。出来る限り体と心を休めてください。

被災なさった方々に伝わるかわかりませんが、希望を持てなくてもどうか生きることだけをしてください。

何も考えられなくても生きることだけをしてください。

家族を失い、家を失い、そのような状況で希望を持てる人はいません。

どんなに辛くても希望が持てなくても絶望しかなくても、人は生きることを選択出来る生き物だと思います。ボクはそう信じています。

みなとさん、もし気が紛れるようでしたら、どんな内容でも大丈夫ですので遠慮なくご投稿してください。

とにかく、今はご自身の命とご家族の命を最優先になさっていただきたいと思います。

 

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震災を経験した読者さんからのメッセージ(1月6日)

投稿者 :魔女っ子ふ~ちゃんさん
投稿日 :1月5日(金)
家族構成:大人4人
お住まいの地区:宮城県(地方)

レオさんのコメントを読んで、私も伝えたいと思い投稿しました。

みなとさん。私も震災の経験者です。

今は混乱の只中におられるかと思います。私もそうでした。

一向に収まらない余震と緊急地震速報に怯え、家族の命を守るのが精一杯でした。

みなとさん。生きてください。今日一日でいいから生きてください。それを続けて下さい。

今一番やってほしいことは、生きることです。

何でもいいから、一口でいいから、食べて下さい。それが生きることに繋がります。

今日を生きましょう。今日を毎日続けましょう。それが一週間後1ヶ月後に繋がります。一緒に生きましょう。

震災を経験しての只一つの伝えたいことです。

拙い文章を長々と申し訳ありませんでした。

魔女っ子ふ~ちゃんさんは宮城にお住まいなので、東日本大震災(M9.0)で被災をなさったのだと思います。貴重なメッセージありがとうございます。

一向に収まらない余震と緊急地震速報に怯え、家族の命を守るのが精一杯でしたとのことですが、北陸エリアにお住まいの方々もまったく同じ状況になっていると思います。

今回は過去に例を見ないほどに余震の回数が多く、揺れるたびに身構えるので、避難生活をなさっている方々はもちろんのこと、北陸エリアにお住まいの方々は体力的にも精神的にも疲弊なさっていると思います。

先ほど、NHKで避難所に身を寄せている方のインタビューが報じられていましたが、避難所から退去しないといけなくなった時のことを考えていらっしゃるとのことでした。

現実を見つめて、とてもしっかりなさっている方だと思いましたが、多くの方は先々のことを考える精神的余裕はないと思います。

魔女っ子ふ~ちゃんさんがおっしゃっているように、今は一日一日を生きることだけで十分だと思います。

 

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現在の状況気になる現象(1月19日) NEW!

投稿者 :みなとさん
投稿日 :1月19日(金)
家族構成:大人5人、要介護者、ペット

少し前に投稿させてもらった石川県民のみなとです。

レオさんや魔女っ子ふ~ちゃんさんからの励ましのメッセージとても嬉しかったです。ありがとうございます。

なかなかこちらにも来れなくてお礼も言えなくてごめんなさい。

今私はまだ金沢にいます。一度あれから仕事のため戻ろうとしたのですが、恐怖が蘇ってきてどうして戻れなくて途中でUターンをし戻ってきました。

私以外の家族が家の状態を確認するため戻りましたが、倒壊は免れたもののこのまま住めるかといえばそうではなくて。

万が一、空き巣に入られても諦めがつくように通帳や少しのアルバムだけ持ってきてもらいました。

今いる金沢も時々揺れるものの、品薄状態は解消されお風呂だってトイレだって好きな時に使用できます。同じ県なのに市が違うだけでこんなにも違うんだなぁと…。

いつ本当の家に戻れるか分かりませんが、今は地元から逃げたとは思わず生きていこうと思います。

また少し気になる話を聞きました。

以前こちらのサイトでも時期外れの桜の投稿を読んだので書かせてください。

先月、金沢のお隣野々市市で一本の桜が満開になっていたのを親戚が通勤途中で見かけたと言っていました。

桜の木があったのは公園ではなく住宅街で、そこを通る度どんどん咲いていく桜が不気味だったとも言っていました。

顕著な大雪に関する気象情報が出た日まで咲いてたというので、12月23日前後まで咲いてたんだと思います。

みなとさん、近況のご連絡ありがとうございます。前回のご投稿(3日)で、お仕事のために被災地へ戻る予定であるとおっしゃっていたので、あれから2週間が経ち、どうなさっているのだろうかと気に留めていました。

あれから震度5以上の激しい揺れとなる強い地震が相次いで発生していますから、1日の大地震で倒壊をしなかった家屋がその後の地震で倒壊する恐れもあるので、可能であれば、地震が収束するまではご自宅へ戻らない方が絶対に良いと思います。

今回の地震で、多数の犠牲者がでてしまったのですが、その多くが建物の倒壊によってお亡くなりになっています。

今現在も建物倒壊被害の全容はわかっていないとのことです。

また、余震による倒壊など2次被害を防ぐための「応急危険度判定」は、甚大な被害となっている輪島市と珠洲市で、立ち入るのが危ない「危険(赤)」が5割を超えているとのことです。

それから、ニュースにもなっていますが、被災地で空き巣泥棒が出没しているということで、是非、警察や自衛隊には見回りを強化していただきたいと思います。

少しずつだとは思いますが、復旧に向けて動いている市町村も出てきています。

そして、本日(19日)に明るいニュースがあり、道路の復旧によって孤立していた集落は実質的に解消されたとのことです。本格的な支援、復旧は本当にこれからということになります。

それから、桜の花が咲いていた件ですが、冬に咲く「寒桜(かんざくら)」という種類もあるので、寒桜であれば特に気にする必要はありませんが、ソメイヨシノなど春に咲く桜だとしたら、非常に気がかりな現象だと言えます。

関東大震災(推定規模M7.9)の前にも植物が季節外れの開花(狂い咲き)をしていたそうです。

もし、ご親戚の方が見た桜が春咲き桜だとしたら、能登半島地震の前兆だったという可能性も十分に考えられます。

みなとさん、とにかく今はご無理をしないでご自身やご家族のケアを優先して、少しずつでも元気を取り戻して欲しいと思います。

これはみなとさんご一家だけでなく、被災なさり避難生活を余儀なくされている方々すべてに伝えたい言葉です。

 

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