【気になる情報・前兆現象】関東で阪神・淡路大震災(M7.3 震度7)前と同じ現象が発生~「日没後ですが、空が変に明るいです」~(11月27日)[No.0237]
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
関東で阪神・淡路大震災(M7.3 震度7)前と同じ現象が発生(11月27日)
投稿者:植木屋さん
発生日:2023年11月26日19時
場 所:東京都 町田市
コメント:日没後ですが、空が変に明るいです。家から南西の方向の写真です。
事後検証にでもなれば、のつもりで送ります。
これは、明らかに夜空が明るくなっています。しかも、かなりの広範囲に渡っています。
まず、夜空が明るく見える時に真っ先に考えられるのが、球場などのナイターライト、雷光なのですが、もう野球はやっていませんし、調べてみたら、この時間帯に野外コンサートなども行われていませんでした。
光っている範囲はかなりの広範囲に及んでいるので、球場などのライトなどではないことは間違いありません。
ですので、これは非常に気がかりな現象が起こっていると言えるのですが、夜空が明るくなる発光現象は1995年に発生した阪神・淡路大震災(M7.3 震度7)や、1923年に発生した関東大震災(推定規模M7.9)の前にも確認されていました。
阪神・淡路大震災の時には空の色が変わっていったそうです。
発光現象が生じるメカニズムは次のようになっています。
発生メカニズムについてさまざまな説が登場したが、フロイント氏の研究チームが岩石の電荷に注目するまで決着は付かなかった。
同氏によるとまず、「力が加わった玄武岩や斑れい岩に、電荷の“充電スイッチ”が入る」という。
(中略)
「電荷は結合して一種のプラズマのような状態になり、猛スピードで移動し、地表ではじけて空中放電を起こす。これが色鮮やかな光の正体だ」
フロイント氏の説明によると、世界中で発生する地震で、発光の条件が揃うケースは0.5%未満だという。比較的まれな現象というのも頷ける。
「タイミングや場所もそれぞれ異なる。大地震の数週間前に発生する場合や、実際に揺れている最中に光ることもある。また、震央から160キロ離れた地点で観測された記録も残っているそうだ」
フロイント氏の研究チームは、世界規模の地震予知システムの開発に取り組んでいる。今回の研究を基に、発光現象も予知の指標の1つとして組み込まれることになるという。
「特徴的な発光現象が3つ、4つと続いたら、地震が発生する可能性が高いといえるだろう。頻繁に目撃できる訳ではないが、もし突発的に光った場合には十分注意してほしい」
そして、さらに気になるのは東京町田市から南西の方向という点です。
町田市から南西方向には、活火山である箱根山や関東大震災の震源となった相模湾があります。
少し前に掲載しましたが、10月下旬には関東や東海で桜の狂い咲き現象も発生しており、関東大震災前にも狂い咲きが発生していました。
箱根山が噴火する前兆なのか、それとも100年の時を経て再び相模湾を震源とする首都直下地震が発生する前兆なのか、はたまた、未知の現象が起こっているのかどうかは定かではありませんが、普段は見かけない現象が起こった時には、防災意識を高めるきっかけとすることがベストです。
首都直下地震は、南海トラフ巨大地震と同様にいつ発生してもおかしくはない震災級大地震の一つです。
関東にお住まいの方も、普段から防災意識を高めておくことはもちろんのこと、震災級大地震への備えも万全な状態にしておいていただきたいと思います。
引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。
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