【地震情報】再び鳥島近海でM6クラスの大規模地震が発生~巨大地震の前触れの可能性も~(10月6日)
再び鳥島近海でM6クラスの大規模地震が発生(10月6日)
昨日(10月5日)に、津波をともなう大規模地震が発生した鳥島近海で、再びM6クラスの大規模地震が発生しました。
この地震の震源は鳥島近海で規模はM6.3 震源の深さは10kmでした。
今回は津波の心配はありません。
非常に気がかりな状況になっています。このエリアでは10月3日夜にもM6.3の大規模地震が発生しており、M6クラス以外にもM5クラスの無感地震が少なくとも19回ほど発生しています。
覚えていらっしゃる方もいると思いますが、2011年3月に発生した東日本大震災(M9.0)前にもM5からM6クラスの強~大地震が多発していました。
また、鳥島近海からもう少し南にいった小笠原諸島エリアでは、2015年5月にM8クラスの巨大地震(小笠原諸島西方沖地震)が発生し、沖縄から北海道まで、すべての都道府県で揺れを観測する史上初の地震となりました。
このエリアでは潜在的に巨大地震が発生する恐れがあります。
小笠原諸島西方沖地震では、震源が非常に深い場所(深発地震)だったので津波は発生しませんでしたが、5日の地震のように震源が浅い場所で巨大地震が発生した場合には、巨大津波が生じる可能性が非常に高いと思われます。
巨大津波が発生した場合は、沖縄~九州~四国~本州~北海道までの太平洋側に津波が到達するはずです。
ですので、M5~M6クラスの地震が頻発していることを考えると、巨大地震発生の前触れと受け止めて、特に沿岸エリアにお住まいの方は、最大レベルの警戒をしておいていただきたいと思います。
引き続き、全国各地の地震活動を注視していきます。
[このページはここまで です]