【気になる情報・前兆現象】阪神・淡路大震災(M7.3)や東日本大震災(M9.0)の時にも同じ現象~ラジオにノイズ(和歌山県)&異臭(奈良県)~(9月19日)[No.0228]
宏観異常現象(地震の前兆現象)
地震の前兆現象を「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶことがあります。
地震雲や地震発光現象、地鳴り、原因不明の異臭(焦げた臭い、ガス臭)、動物の異常行動、植物に現れる異変、といった電子機器異常、勝手に電源が点いたり消えたりする等の家電製品の誤作動、テレビやラジオにノイズが入ったり、携帯やWiFiなどの通信に障害が起こるなどの電波障害などが挙げられます。
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波は雲を形成することがあるので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また、電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測は成り立ちます。
地震雲の種類、地震発生事例についてはこちらをご覧ください。
ラジオにノイズ(和歌山県)(9月19日)
投稿者:正義の組織《守守団》さん
発生日:2023年9月8日18時
場 所:和歌山県 田辺市
コメント:昨日からラジオのノイズが多発してます。「バリバリ、ジッジッジジ」という音です。
大きな地震が起きないことを祈ります。
東北地方でも小規模地震が多発してるのをレオさんはご存知でしょうか?
《過去の地震情報ページ》で毎日見ていたら、今年の8月から東北地方で小規模地震が多発してるのを発見しました。
大地震が起こる前に、地殻内部で生じる電磁波が電離層に作用して、ラジオやテレビの電波で使用している周波数帯域に干渉することでノイズが発生することがあります。
阪神・淡路大震災(M7.3)が発生する前に、「ラジオから大きなノイズ音が聞こえた」という報告が複数あって、震災当日にはラジオが受信できなくなったという現象も発生していたそうです。
また、ノイズが発生するだけでなく、ラジオやテレビの電波が普段は届かない遠くのエリアまで届くこともあり、阪神・淡路大震災(M7.3)や東日本大震災(M9.0)が起こる前には、FMラジオの電波が普段は届かない遠くまで届いていたということです。
場所が和歌山県ですから、やはり真っ先に思い浮かぶのが南海トラフ巨大地震です。
周期的にはいつ発生してもおかしくはないですから、今日明日に発生する可能性は低いとしても、南海トラフ巨大地震が発生することを想定した備えは行っておくべきだと思います。
特に、巨大津波が襲来すると予測されている沿岸エリアにお住まいの方は、1秒でも早く津波避難タワーや高台へと移動しなければいけないので、避難経路の確認、移動しやすい靴はかならず用意しておいてください。
異臭(奈良県)
投稿者:ぱろさん
発生日:2023年9月11日~12日
場 所:奈良県 奈良市
コメント:昨日今日と、ドブのような臭いが辺りでしていました。
地震の臭いってこんな感じで臭いのでしょうか?
たくさんの方が地震の予知をされているし、トカラも揺れているので何か地殻変動でガスが漏れているのか気になります。
大地震が起こる前に、原因不明の「硫黄のような臭い」「ガスのような臭い」「焦げたような臭い」が発生することがあり、関東大震災(推定規模 M7.9)や阪神・淡路大震災(M7.3 最大震度7)が起こる前にも発生していました。
ドブのような臭いというのはおそらく、腐った匂い・硫黄の匂いに近いものだと思いますが、2日連続で発生していたという点が気がかりです。
地震の前兆だとすると、これから何度も原因不明の異臭が発生するかも知れませんので、その際にはご報告をお願いいたします。
引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。
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