【北海道胆振東部地震 M6.7 最大震度7】あれから5年~「北海道では初の震度7」「全域停電」「今後の地震活動」~(9月6日)
北海道胆振東部地震~あれから5年~(9月6日)
2018年9月6日未明に、北海道の胆振地方を震源とするM6.7 最大震度7の大地震「胆振(いぶり)東部地震」が発生し、大規模な土砂崩れなどで44名もの犠牲者、800人弱の負傷者が出てしまいました。
北海道内で震度7を記録したのは初の出来事で、もっとも被害が大きかった厚真町にある「苫東厚真火力発電所」がダウンしたために、北海道全域で『大停電(ブラックアウト)』となり、完全復旧までに約1ヶ月もの時間を要しました。
ブラックアウトが起きたのは日本で初めての出来事でした。
また、札幌市などでは広範囲で「液状化現象」も発生しました。
そして、気になる今後の地震活動ですが、胆振東部地震のすぐ近くには、「石狩低地東縁断層帯」が存在しています。
この断層帯の地震発生確率(今後30年)は0%に近く、南部エリアは0.2%以下と予測されており、発生確率を見ると安心できそうな感じがするのですが、同年6月に発生した「大阪北部地震(M6.1 最大震度6弱)」の発生確率が「30年以内に0~0.02%」だったことを考えると、活断層帯がある以上は決して気が抜けないエリアであることは間違いありません。
やはり、地震大国である日本で暮らす以上は、地震への備えを万全にして、常日頃から防災意識をしっかり持って生活することがとても大切なことだと思います。
最後になりましたが、胆振東部地震により犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。
2023年9月6日
不思議探偵社. レオ
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